~レイ・チームVSトランプ・チーム~

 レイ・チームはカオスチャオのチームだった。そして光を受けて輝いていた。ピュアのライトカオス、ライトと金色のヒーローカオス、レイトと銀色のダークカオス、レフト。彼らは静かに立っていた。
そして対戦相手のトランプチームは、緑のダーク・ノーマルのチャオ、クローバーと、青のダーク・ノーマルのチャオスペードとアクアマリンのライトカオス、カードだった。カードは無言で立っていたが、クローバーはスペードに捕まれていた。
「放せ、放せ、放せ!」 クローバー
「やだ。話したらフライングするでしょーが。」 スぺード
『試合開始でっす!』レフェリーが言うと同時にスペードが手を離したので、クローバーは転んだ。
「放すなら放すって言ってよ!」 クローバー
ところが向こう側でレフトも転んでいた。
「レフト大丈夫ですかー」 レイト
「たぶん大丈夫。いくよ!“フレイムソード”!」レフトの手の中で炎が剣のような形になった。そして走っていって、カードに斬りつけようとして・・・転んだ。カードは微動だにしなかった。
「カオス・ボム!」 ライトのポヨが分裂し、クローバーに当たって爆発した。
「うわっ」 クローバーとスペードは爆風で吹っ飛んだ。
「・・・レイト、レフト、ここからは手出ししないでくれ。アイツと一騎打ちがしたい。」 ライト
「わかった。」 レイトは、レフトを引きずって、リングから降りた。
カードとライトはにらみ合った。そして同時に走り出した。そして格闘戦になった。どちらも一歩も引かない。そして二人とも同時に後ろに飛び退いた。
「リーサル・ウエポン!」 ライト
「・・・アクア・ガード・・・」 カード
めちゃくちゃな爆発が起こった。両方とも少しダメージを受けた。
「お前、なかなかやるな・・・。」 ライト
「・・・そっちも・な・・・。」 カード
二人はしばらくにらみ合っていた。しかし突然
「・・・降参するよ・・・。」 カード
「何!」 ライト
「・・・これ以上やっていると・・・ジョークが暴走しそうだ・・・」
『勝者レイ・チーム!』
カードは、静かにリングから降りた。

『次の試合は、ダーク・チームVSチーム・アクアスカイでっす!』

このページについて
掲載号
週刊チャオ第112号
ページ番号
20 / 55
この作品について
タイトル
小さな話
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
週刊チャオ第124号
連載期間
約4ヵ月