~その17・ダブルス試合5~

「いよいよ待ちに待った最下位決定戦チャオ♪」
のりのりですねぇ・・・そうですか、待ってたんですか・・・。
「オチャ・ブルー対マッチャ・メロンチャオ。どっちが負けるか楽しみチャオ♪始めっ!」
をい。

「絶対負けないもん。えいっ」
すかっ
「あれ?おかしいなぁ・・・。」
  オチャからぶる。
「0対1チャオ」

「オチャには任せておけないみたいだね。行くよ、ていっ」
ブルーの打ったサーブは、大きく弧を描いて飛び、マッチャ達の後ろに来た。
「せいっ!」
マッチャは大きく後ろに下がってそれを打ち返した。それはオチャの真上に来た。
「しゅうとお♪」
オチャはそれをすごい早さで打ち返した。
「とおっ!」
しかしメロンはそれをブロックした。
「0対2チャオ!」

「今度は僕が打つ♪ていっ!」
ブルーからシャトルを奪い取ったオチャは、勢いよく打った。
しかしそれはあらぬ方向へ飛んでいった。・・・真後ろ(ブルーのいるあたり)へ。
「うわっ」
余りにも予測不能だったため、顔に当たった。
「僕も打ったら後ろに行ったことあるけど人には当ててないよ♪」
ああ、そうですか・・・。
「0対3チャオ」

「絶対僕が打つの。ていっ!」
オチャの打ったサーブはやっとまともな動きをし(?)ネットを越えたがいきなりマッチャにブロックされた。
「不意打ち♪」
「0対4チャオ。マッチャ・メロンチームマッチポイントチャオ」

「ていっ!」
またもブルーからシャトルを打ったオチャはタンタンのマネ(無言の圧力)をしようとした。
別の意味で効果が出た。
「くすくすくすくすくす・・・・・。」
マッチャ達は笑い始めてしまった。でも打ち返した。
すかさずブルーがブロックする。
メロンが笑いをこらえながら打ち返そうとして失敗。
「1対4チャオ!」

「くすくすくす・・・せいっ!」
マッチャは笑いながら(もうすでに不敵の笑み状態(?))サーブを打った。それは素早くコートに突き刺さった。
「1対4チャオ!オチャ・ブルーチーム最下位決定チャオ♪」

その後どうなったかは定かではない(ぇ)

このページについて
掲載号
週刊チャオ第124号
ページ番号
54 / 55
この作品について
タイトル
小さな話
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
週刊チャオ第124号
連載期間
約4ヵ月