~その9・ウーロンVSレント~

ある日タンタンとちょうど来ていたライズはとつぜん言った。
「ウーロン、レントとチャオ空手で勝負してこい。」 
ということで、ウーロンVSレントの試合が始まることになった。
レントとは、ライズの兄弟の一番下の弟で、もちろん彼も黄色いチャオだ。彼は何も小動物パーツはつけていない。そしてコドモだ。
(ちなみに他の彼らの兄弟は、1 クーカス・ダークカオス、2 レモン・ヒーロー・チカラ、3 ライズ・ヒーロー・ハシリ、4 レキリュ・ダーク・ノーマル、5 ルーイ・ニュートラル・ノーマル、だ。・・・キイチャ6兄弟(笑))
試合が始まった。二人(2匹?)は別々のことをした。ウーロンはレントに向かっていった。でもレントは動かなかった。レントは考え事をしていた。
レントは、なぜレモンがヒーローなのかと思う。顔が怖いし(目つきが悪く、シャークマウスだ。でもチャオを顔で判断してはいけない・・・はず。)性格も怖い(昔ぶち切れて島を破壊したことがあるらしい。)レントはこう思うことにしている。昔はきっと性格が良かったのだ、と。兄たちに確かめてないけど。何か怖いから。(昔もあんなだったって言われたら・・・。)そして、レントは試合について思っていた、適当に戦って負けよう、と。でもレモンの応援(脅し)を聞いて考えが変わった。
「レント!負けたら承知しないからね!」 こ、怖!負けたらどうなることか・・・。せめて引き分け程度にしとかなきゃ。レントはそう思った。
・・・こうして本当の試合は始まったのだった。すでにレントは二発ほど攻撃を食らっていたけど。合計20ぐらいのダメージだ。(HP200換算で。)別に気にするほどのことじゃない。レントはウーロンに対して反撃を始めた。そして数秒で終わらせた。といってもレントは引き分けか場外勝ちをねらっていた。自分より小さいこと戦いたくなかったのだ。本気を出せば1回か2回で片が付く。(体力を無くさせられる)でも本気を出したら、小さなウーロンではけがをするかもしれない。そう思ったのだ。そしてレントはたった一回のけりでウーロンを場外いや客席まで吹き飛ばした。
圧倒的なレントの勝ちだった。そしてレントはウーロンがけがしないようにわざと客席までとばしたのだった。しかも全力ではなく力を3分の1も使わず。
(そしてあとでタンタンに試合を申し込まれ、ほぼ強制的に(レモンに)受けさせられ、タンタンの誇りのためにわざと負けた。わからないように。そして実は兄弟の中で3番目に強かったりする。(1番はレモン2番はクーカス(笑))いっつもわざと負けてたりするけど。)

このページについて
掲載号
週刊チャオ第110号
ページ番号
12 / 55
この作品について
タイトル
小さな話
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
週刊チャオ第124号
連載期間
約4ヵ月