過去1 闇の子供

ここからは過去の話です。


【カオスキングダム】(昔のライカ女王の城の名前。)

ここは大きな城・カオスキングダム。
この城にはチャインの母・ライカ女王と、チャインの父ダーカ王がいた。
その二人の間に一匹のチャオがうまれる。

コロコロッと卵のからがわれる。そこからチャオがでてきた。

ライカ「これが・・・私の子供・・・」

ダーカ「俺たちは悪霊にでもとりつかれてしまったのか・・・」

そのチャオの色は黒いチャオだった。しかも光っている。
この世界では、黒ツヤのチャオはすべてわるもの扱いされてしまう。

ライカ「わたしたちの子供は黒いけどいい心はもつはずだわ・・・・・・・・・・」

ダーカ「名前は「光」からとって、チャインにしよう。うん」

そして月日はたつ。
チャインは成体になるまで成長した。

【ライカ・ダーカの王の部屋】


チャイン「父さん・母さん、僕はいったいどうなるの?」

チャインは部屋でボールをけってあそんでいる。

ライカ「どうしたのいきなり。あなたは何もならないわ。」

チャイン「そうなの?」

とチャインが喋った瞬間:天上から1匹のチャオがおちてくる。(天上をつきやぶって侵入しました)

???「いいや、君は闇の子だぁ・・・われら闇の狭間の中にはいって、死の遊びと苦しみの終わる世界にようじゃないか・・・」

ダーカ「お前はだれだ!」

???「僕の名はハデス。いわば闇のチャオだぁ。死の遊びが大好きなチャオなんだよ~。」

ダーカ「チャインにようがあるのか?」

ハデス(???)「そうだよ~?お前の子供のチャインは黒ツヤのチャオじゃないか。黒ツヤになったのは闇の力が多いチャオのことなんだよ~」

ダーカ「そうなのか・・・別にそれでもいい。チャインは平和に俺たちとくらすんだ!」

チャイン「母さん、このチャオだれ?」

ライカ「チャインはさがっていなさい!いい?この部屋からでてちがう部屋にいくんだよ?」

チャイン「わかった!」

チャインははしってこの部屋をでようとする。
しかしハデスはそんなことゆるしてくれなかった。

ハデス「ダメダメ。」

ハデスは手から青い炎を扉にはなつ。炎は扉をもやし、チャインはへやからでれなくなつた。

ダーカ「ちっ」

ハデス「にげるなんてひきょうだぁ。今回はチャインに悪霊をつけるだけだから。」

ダーカ「悪霊?」

ハデス「そうさ。まあ見てろ、デス・ブレインゴースト」

ハデスはチャインに青い炎をふりかけた。
するとチャインの色は黒つやなのに、なぜか黒いけむりがチャインをおおう。

ライカ「何を・・・?」

ハデス「まあ自分の子供とよ~~~く、しゃべってたたかってくれだぁ。僕はもう用はすんだよ~。」

ハデスはまた天上からとんでどこかへいってしまった。
チャインはたちどまっている。
ダーカ&ライカは黒いけむりにつつまれたチャインをみる。

ダーカ「チャイン?」

ライカ「大丈夫なの?」

チャイン「・・・・・フウ・・・・・クルシクナイ・・・・・イイトコロダァ・・・」

ダーカ「チャインじゃない」

ダーカはサンシャインをかまえる(チャインの昔の剣。いまはダーカがつかっている)
チャインはすこしずつダーカに近づいていく。

チャイン「マズハ・・・オマエ・・・ノ・・・ココロヲ・・・ウバウ」

ダーカ「なんだと!?」

チャインはダーカにつっこむ。
ダーカはつっこんできたから剣でぼうぎょする。
しかしなぜかダーカの体をチャインのからだは幽霊のようにすりぬけてしまった。

ダーカ「なっ!」

チャイン「コレデ・・・モウ・・・センソウガ・・・ハジマル」

チャインは黒いけむりにつつまれながら天上にとんでいってしまう。オバケが成仏するように。
ダーカはチャインの体がすりぬけたあと倒れてしまった。

ダーカ「うっうっうわああああああああああああああああああああ!」

ダーカの体にもかすかな黒いけむりがおおっていた・・・・・・・・・・。

続く。

このページについて
掲載号
週刊チャオ聖誕祭記念号
ページ番号
33 / 36
この作品について
タイトル
チャインの物語Ⅱ
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第125号
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念号
連載期間
約5ヵ月2日