26話

あらすじ
レビの加勢で形勢逆転!ターゲットを破壊!!


レビ「ヴァルダ!走れるか?」

ヴァルダ「何とかな・・・」

レビ「チェイル!しっかりしろ!」
倒れているチェイルにかけより、そっと脈をはかった。

――命に別状は無し。意識は失っているようだが・・・

レビ「ん?」
レビは気を失っているチェイルに違和感を覚えた。

――身体に異常なストレスがかかっている・・・


ヴァルダ「何してやがる!いそぐぞ!」

レビ「すまん!」
レビはチェイルを担ぎ、戦闘から脱出する。



チャチャ「ちくしょ~逃げられた。」

デストラク「どうする?追いかけたらまだ追撃できるよ。」

チャチャ「じゃぁ俺・・・!」
チャチャが喋っている途中、挑発するように頬にむけて発砲した。

レイ「何してんの?相手は僕だよ?」

チャチャ「・・・先にこのガキしとめっぞ!!」

デストラク「仕方ない・・・」

チャチャは挑発に応じるように、レイにむけて六連射早撃(クイックドロウ)をした。
デストラクはチャチャをカバーするように、長銃を構え隙を無くす。
レイはかわしつつも、二人に発砲する。

どれも被弾はしなかった。

――こんな物・・・ただの挨拶代わり・・・先にしかけるのはレイとかいう少年か?チャチャか?

頭脳を働かせていた時だった。

レイ「じゃあ僕からいっくよ~」

レイの銃口に、エネルギーが集まってまるで風船のようにふくらんだ。

レイ「喰らえ!」
彼の合図と共に、集束したエネルギーは爆発!
二人に降り注ぐ!

チャチャは新しい弾をこめつつ避けた。
デストラクは長い銃剣を回転させ、盾の様に防いだ。

チャチャ「これでも喰らってろ!」

チャチャは一発発砲するがレイは軽い身のこなしで避け、銃弾は地面に埋まった。

レイ「・・・?!」

チャチャ「ひっかかったな!!」








レビ達は長い通路をひたすら走っていた。
まだ追っ手が来る様子もなく、上手くひきつけていてくれてるのだろう・・・

ヴァルダ「何か・・・聞こえるぞ?」

レビ「何が・・・!?」

ヴァルダの言った事がわかった。
突如、シェルターによって完全に閉じ込められてしまったのだ。

ヴァルダ「ちっくしょ~殴っても簡単に壊れそうにねぇぞ!」

レビ「やられたな・・・」
そういいつつ、レビは隔離された空間を見渡した。

――やはり監視カメラは埋まっていそうだが・・・仕方ない。

レビ「ちょっとチェイルを担いでくれ」

ヴァルダ「おぅ」

するとレビは小さな注射器を取り出した。
そして注射器を自分の腕に射し、血をとった。

ヴァルダ「お前・・・何して・・・ぁ」

ヴァルダは注射器の針が紅く輝いている事に気が付いた。

――LC武器!

レビ「ちょっと離れてろ」

そういってレビは勢い良く、注射器を分厚いシェルターに投げつける。
注射器はものすごいスピードでシェルターを突き破っていった


ヴァルダ「すげぇ!!」

レビ「まぁまぁ使えるな・・・先を急ぐぞ!」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第253号
ページ番号
28 / 39
この作品について
タイトル
チェイルの冒険
作者
ココア(3段アイス,ソード)
初回掲載
週刊チャオ第236号
最終掲載
週刊チャオ第274号
連載期間
約8ヵ月24日