5話
これまでのあらすじ
閉じ込められた第6エネルギー工場から脱出する為に屋上へと向かったチェイルとアイ。
なんとか電源を破壊し建物をおおっていたレーザーフェンスが消えたが、ヘリからチャオが降りてきて・・・
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チェイル「あいつは・・」
アイ「あなたは何者?」
突如やって来たチャオは高そうなスーツを身にまとっていた。
こんな時間にわざわざ目立つヘリでやってくる人物は・・・G.D.Sに関する人物!
?「あなた達が以前からG.D.Sをおびやかす黒影の方ですか。」
アイ「質問に答えて!」
?「おっと 失礼。私は黒影は私共の工場を爆弾で破壊する野蛮な集団と認識していたのですが・・」
アイ「が?」
?「これほど可愛らしいお嬢さんとは・・」
アイ「えぇ!?」
?「夜景の美しい、いきつけのレストランがあるんですよ。今度いっしょにお食事でもどうです?」
アイ「ちょ・・」
?「私の名前はリーフ、これは名刺です どうぞ」
アイ「ありがと・・ じゃない!!」
リーフ「はははっ さてとこんな高いとこでお客様と話すのも何ですし・・・」
リーフの体が一瞬で鎖によって身動き一つできなくなった。
リーフ「!? これは・・・」
チェイル「鎖ですよ。表はG.D.S総責任者、裏ではG.D.S実働部隊の№2 リーフさん」
リーフ「・・・正解です。 でもまさか君が生きてるとは・・」
アイ「えっ?どういう事・・?」
リーフ「元G.D.S実働部隊の№13 チェイル」
チェイルは無言で鎖の締め付けを強くした。
リーフ「無駄・・ですよ!!」
リーフを締め付けていた鎖が、バラバラに切れた。
チェイル「その剣・・・」
リーフの持っている剣の刃は血のごとく赤い”光”であった。
リーフ「光粒子武器・・・これはサンプルですが、切れ味は悪くないですね。」
チェイルとアイは身構えた。
リーフ「そんなに構えなくて結構ですよ。今日は空を散歩していただけですから。
チェイル君 アイさん。もはや黒影の存在は無視できませんね。
我々もこれから本気で相手にしてあげますよ。」
リーフはそういうとヘリに乗って チェイル達の元を離れていった。
チェイル「・・・帰りましょう アイさん・・・」