ニ話事情

さて、そもそもさっきの話し合いは何だったのでしょう?
それは、チャナナが顧問の先生に言われた事がはじまりでした。


チャナナ「え?新入部員が5匹以上来ないと吹奏楽部が無くなる!?」

顧問「校長先生からの伝言。
   私は、何も無くさなくてもいいと思うんだけど・・・」

チャナナ「なら、なぜ反対してくれなかったんですか!?」

顧問「・・・・・・・・しょうがないの」

チャナナ「けれど・・・先輩達が苦労した部活を」

顧問「それ以上話さないで」



・・・と、このような事あったんです。

もともと、吹奏楽部は何十年か前に一度無くなった部活でした。

それを、音楽好きな先輩チャオ達が熱心にたのんで
5年前に復活したのが現在の吹奏楽部になのです。

いまのところ、部長であるチャナナを合わせて
部員は5匹。チャナナには、しょうがない事だと
最初は思っていました。

しかし、この頃のチャナナの脳裏にこんな言葉がうかびます。


先輩達が苦労して復活させた部活を捨ててしまっていいのか。


自分は、ただ上の存在に怯えているだけじゃないのか。


だいたい、顧問の先生の言葉は本物だろうか。


なぜ上の存在に怯えなければならないのか。


そして、チャナナはある計画を決行しました・・・・・・・・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第119号
ページ番号
3 / 5
この作品について
タイトル
チャ・ソング
作者
もぐもぐら(木琴)
初回掲載
週刊チャオ第119号
最終掲載
週刊チャオ第124号
連載期間
約1ヵ月5日