Mission2 前編
光あるところに闇はあり。
これはその『闇』で活躍するチャオ達の物語である・・・
Mission2「潜入!違法チャオ取引所」
この日はこの雑談から始まる・・・
シュリケン「なぁ、思ったけどさ、ローグってなんか特技とかあんの?」
こいつはシュリケン、潜入部一のバ・・・俊足である。
ローグ「特技・・・チャオか?・・・あっ!霊が見えるチャオ!」
場が一瞬凍りつく
このチャオはローグ、この前のミッションで仲間に入れてほしいと言ったチャオ。
貰ったコードネームは『ナイト』。
ハル「へっ!?」
このチャオはハル。
今は何故かポヨをビックリマークにしている。
コイン「どうしちゃったんですか?そんなに驚いちゃって」
このコーヒーを飲んでいるチャオはコイン。
頭脳明晰な潜入部には欠かせない存在である。
ハル「いや~・・・ちょっとおばけとかそういう系は苦手なのよね~・・・」
ハルはポヨをぐるぐる巻きにしている
本当に霊が苦手な様だ
シュリケン「まじでか!ハル!後ろに霊がいるぞ!」
ハル「そこ、すぐバレる嘘はやめる。最初に『まじでか』ってついてるし」
ハルは嘘を見抜くのは得意なようだ。
そのとき、モニターがつく。
「うむ、皆集まってるな。今宵の任務はチャオ裏取引所に潜入し、全貌をつかむことだ。場所はD地区のビル街の一番低いビル。では、気を抜くなよ」
キングがそう言うとモニターの電源が切れる
シュリケン「裏取引所ならすぐそこにあるんじゃね?」
シュリケンは掃除用具入れを見る
ハル「あれは闇の取引所。一応あれは『チャオ』じゃなくて『チャオの卵』を売っている場所だから特に問題は無いの」
っとここで解説をば
チャオ裏取引所とは・・・普通のチャオでは無い特殊なチャオを『生まれた後』に売る場所である。
現在、『チャオ』の売り買いは禁止されているが『チャオの卵』の売り買いは国に公認されている。
何故特殊なチャオを『生まれた後』に売るのかというと、特殊なチャオは透明、ツヤピュア等がいて、それは生まれてから分かる事なので、それを高く売るというのがチャオ裏取引所なのである。
コイン「(説明長い・・・)」
するともう一度モニターがつく
「言い忘れていた事があった。今回は朝からの潜入とする。それまで各自家で待機するように、通信手段は携帯電話で。」
キングがそういうとモニターの電源が切れる
ローグ「・・・じゃあ、一旦帰るチャオ!」
ローグがそういうと皆は一旦家に帰っていった・・・
場所は変わってシュリケン宅・・・
シュリケン「じゃあ・・・飯にするか!」
ローグ「やったチャオ~」
ローグはシュリケン宅に居候している様だ
するとシュリケンは冷蔵庫の中を覗き、こう言う。
シュリケン「ローグ~、お前は丸い実だよな~」
ローグ「そうチャオ~!」
するとシュリケンは元の位置に戻ってくる
そしてローグに丸い実を渡す
シュリケン「それ食ったら寝ろよ」
シュリケンは笑いかける
場所は変わってコイン宅・・・
ここは家なのか?とおもうほどメカメカしている
で、コインはというと・・・
コイン「ふぅ」
コインは何かを作っていたようだ
そして朝になった・・・
え?ハルの家?怖いから行きません。まだ逝きたくありません。
そして集合場所・・・
もうそこには全員集合している
ハル「いい?今回は新入社員として私達が潜入するの。きっと本格的な取引は夜だと思うわ。それまでちゃんと仕事をすること。」
シュリケンはものすごい嫌な顔をしている
コイン「とりあえず入りましょう。」
コインがそういうと皆入っていった
社員「えーっと、あなた達が新入社員ですか。これがIDカードです。扉等を開ける時に使ってください」
そこには社員が待っていた。社員は一人一人にIDカードを渡す。
シュリケン「へぇ・・・」
社員「では行きましょう」
社員はそういうとそそくさと一番目の大きな扉をIDカードで開ける
そこにはとても広いとは言えない狭いオフィスがあった
チャオの社員も数人いる
社員「うちの仕事は・・・わかりますよね?」
シュリケン「え?チャオを売り・・・」
シュリケンがそう言いかけるとハルのパンチがシュリケンの右頬に当たる
シュリケンは吹っ飛ぶ
ハル「手がすべりました」
社員は汗だくである
社員「えっと、う・・・うちの仕事はッ!チャオの卵などをッ!売ることですッ!」
社員は声が裏返っている
・・・よほど怖かったのだろう
社員「ではッ!ほかの人に聞いてッ!仕事してくださいッ!」
社員はそういうとそそくさと逃げていった
こうして一応会社への潜入は成功したのであった・・・
ってまだ終わりませんよ