第2話・キャスの朝ごはん

そうして長い間
お互いに笑いあっていた二人でしたが、
どうやらキャスはおなかが空いてきたようです。

そこで、キャスが何か食べるものがないかと辺りを見回すと
キャスの眠りを妨げた四角い実が転がっていました。
キャスは早速それにむかって走っていくと、
ムシャムシャとすごい勢いで実を食べだしました。
よっぽどおなかが空いていたのでしょう。


それを見ながらティルは、
昨日、お昼寝していたキャスのために
「無愛想だけど優しい彼」が置いていってくれた木の実を
キャスに内緒で食べてしまったことを反省しました。


しかし、その「反省」がすぐに終わり、
目の前の好き嫌いせずに木の実を食べるキャスに
ティルが感心しだすころには、
キャスはもう実を食べ終わっていました。


自分をボ~っと見つめているティルに
実を食べ終わって、やっと気がついたキャスは
最近は日課のようになったその言葉を
今日もまたティルに投げかけました。

「あそこに遊びに行こう!」
そう言ってキャスはガーデンの
一番の高台の方へと指をさしました。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第104号
ページ番号
2 / 16
この作品について
タイトル
チャオ×チャオ
作者
HEPA
初回掲載
週刊チャオ第103号
最終掲載
週刊チャオ第124号
連載期間
約4ヵ月28日