第12話「閉ざされた心」 チャオリン編
こんにちは~またはこんばんは~はたまたおはようございます~(何
昨日、卒業遠足だったのでー、早めに寝てしまいました・・・。
ちょっといつもより発行が遅れてしまいましたけど。
ではでは~今回は新キャラの登場でございますー♪
「無駄だ。その子は言葉を失っている・・・」
あたしは、その聞き覚えのある声がした方をさっと振り向いた。
そこには、腕を組んで壁にもたれ掛かっているダークチャオが居た。
チャオリン「ブラック!!」
そう。そいつの名前はブラック。
なんか良く分かんない奴なんだけど、一応あたしの友達。
あたしはさっきブラックが言った言葉を、ハッと思い出した。
チャオリン「ブラック・・・。チャサリンが言葉を失ってるって・・・。どういう事・・・!?」
ブラックはあたしの質問を聞くと、フッと笑った。
なっ・・・何がおかしいのよ――っ!
ブラック「久し振りに会っていきなり質問か?」
あたしはその言葉に頬を赤らめた。
あ、何赤くなってんのよあたし・・・。
ブラック「まぁいい。チャオリン、その・・・チャサリンの事は、ブルーム王にも説明しておいた方がいいだろ。・・・下に降りるぞ」
そう言い残すと、ブラックは組んでいた腕を解いて、下へと下りて行った。
チャオリン「はぁ・・・。何で一々・・・。チャサリン、行こ!」
あたしは、ずっと目をそらしていたチャサリンの腕を引っ張って、階段を下りて行った。
ブルーム様の部屋へ行くまでの間、何度かチャサリンに話し掛けたけど、無言のままだった。
本当に言葉を失っちゃたんだ・・・チャサリン・・・。
でもどうして?何で突然こんな事に??
あたしはそんな疑問を胸に、ブルーム様の所へと戻った。
ブラック「やっと来たか・・・。待ち草臥れたぜ」
チャオリン「何よその言い方!もったいぶってないでさっさと教えてよ!」
それからちょっと沈黙が流れて・・・ブラックが説明に入った。
ブラック「チャサリンが言葉を失ってしまった事は言ったな?その大体の原因は、心にある。悲しい事が立て続けに起こり、心に深い傷を負う。その結果、心を閉ざし、口を利かなくなるという事だ」
そう・・・なんだ・・・。
チャサリンの場合は・・・シルバーが居なくなっちゃった事かな・・・?
あたしはそれで納得していたけど、ふと気付いた。
チャオリン「それは分かったけど・・・。治す方法とか無いの?」
ブラックは目を閉じて、静かに言った。
ブラック「俺達にはどうする事も出来ない。心の傷が癒えて、彼女が心を開くまで・・・待つのみだ」
チャオリン「そんなぁ・・・」
あたしは力なくそう呟いた。
しかし、その場にチャサリンが居なくなっていた事に、誰も気付いていなかった・・・。
続くー
ブラックさん登場ですー。
名前はサマーソルトさんが考えてくれましたですー。
それでは、下へ~。