第3話「クレアは王女様!?」後編

クレア「私・・・少しでも良いから、城の外へ行きたかった・・・。だから、ガードの目を盗んで、家出したの・・・。
その時出逢ったのが、チャオリンだったのです。外の事は何も知らない私に、いろいろ教えてくれて・・・。でも、すぐに城に連れ戻されてしまいました。それでもめげずに、何度も城を飛び出してはチャオリンの所へ行っていたのです。」

クレアは、そこで一旦話を切り、一息入れるとまた話し始めた。
クレア「私には、4人の家族が居ます。お父様とお母様、チャリアお姉さまとミントお姉さまの4人・・・。
私とお父様はニュートラル、お母様とミントお姉さまはヒーロー、チャリアお姉さまはダークなのです。ミントお姉様は長女なので、結構有名です。でも、私とチャリアお姉様は、あんまり知られてないのですよね・・・。だから、この話を知っているのは、チャオリンとシルバーとチャサリンの3人だけですよ」

へぇ~。この世界の事、少し分かってきたよ~!
でも・・・、王女様って結構大変なんだなぁ・・・。
と、クレアがちらっと窓の外を見た。

クレア「そろそろ帰らなくてはね・・・。会いに来ただけだったけど・・・。」
チャオリン「いいのいいの!ほら、早く帰らないと!」
チャオリンはクレアに向かって笑った。それを見て、クレアも無邪気に笑い返した。
そして、チャオリンの家を出て行った。

チャオリン「あ、そーいえばあんた達、泊まるところはあるの?」
僕達はそれを聞いて、顔を見合わせた。
すっかり忘れてたよ・・・。
チャオリン「うっそー!?泊まるところも決めてなかったの?はぁ・・・。じゃ、あたしの家に泊まる?空き部屋あるから・・・」
それを聞いて、僕達はパッと顔を輝かせた。
チャサリン「ホント!?ありがとう~vv」
チャオリン「ずっと使っても良いわよ。好きにすれば・・・」

その時、外から悲鳴が飛び込んできた。
「きゃあああっ!!」
楽しい雰囲気を破ったその悲鳴は、クレアのものだった・・・。
続く☆

ああぅ・・・。
クレアはどーなったのでしょうかっ!
次回は「さらわれたクレア」ですっ☆
次は23日・・・なんだよね・・・。
ではっ☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第42号
ページ番号
6 / 29
この作品について
タイトル
チャオ☆ウィザード
作者
フライヤ(ふりゃ)
初回掲載
週刊チャオ第40号
最終掲載
週刊チャオ第55号
連載期間
約3ヵ月16日