第2話「新しい友達☆」後編
それから、30分ぐらいの時が流れた。
チャオリン「おっそいな~。」
チャオリンは、イラダチの表れか、足をばたつかせながらそう言った。
そして、僕達の座っているベンチの後ろにある時計をちらっと見た。
この公園に来て、もう30分が経とうとしている。
どうかしたのかな?
そう思っていると、僕の前方から、慌てて走ってくるニュートラルの女の子が目に映った。
その子は、肩から豪華なカバンを提げている。
シルバー「チャオリン、友達ってあの子?」
僕は、前方から来る女の子を指し示しながらチャオリンにそう伝えた。
チャオリン「あっ!やっと来た来た。遅いよーーっ!!」
チャオリンはその子に向かって手を振りながらそう言う。
???「ごめんなさーいっ!」
手を振り返しながらそう叫んだ。
僕達の前に来ると、息を切らしながら深々と頭を下げた。
???「遅れてすみませんっ!色々とてこずっていたので・・・。」
チャオリン「まぁいいわ。クレアの方は色々と大変でしょ?」
チャオリンの友達の名前は、クレアっていうみたいだ。
クレアが僕とチャサリンを見て言った。
クレア「あの・・・。貴方方は・・・?」
僕が口を開きかけたとき、チャオリンがすかさず答えた。
チャオリン「あ、こっちがシルバー、んでこっちがチャサリンよ。この街に来るのは初めてらしいから、あたしがここを色々と案内してあげるの!」
チャオリンは得意げにそう言った。
チャサリン「そういうわけで、よろしくね!」
シルバー「よ、よろしく~」
僕達がそう言うと、クレアは頬を赤らめた。
クレア「あ、えっと。私はクレアです。こちらこそよろしくお願いします!」
そう言うと、クレアは、くるっと一回転して、両手を前で合わせてお辞儀をした・・・。
・・・い、今のって何だろう・・?
僕とチャサリンが不思議そうにしていると、チャオリンが慌てて言った。
チャオリン「ちょ、ちょっと!挨拶の仕方も知らないの!?特に、王族の方と会った時は必ずしないと・・・。」
へぇ~、あれって挨拶だったんだぁ~。
・・・って、ちょっと待てよ!?
シルバー「王族って事は・・もしかして・・・。」
クレア「はい。実は私、この国の王女なのです。」
え?え??
シルバー&チャサリン「えーーーーっっ!!?」
続く☆
あぁ・・・・
シルバーとチャサリン、凄い方に出会いました。
挨拶の仕方、全然思いつかなかった。変だぁ・・・。
ルミエールさんのと、被りそうだったので、結局あれで定着しました。
次回は、「クレアは王女様!?」です。
そのまんま・・・・(汗
では☆