第2話「新しい友達☆」前編
僕とチャサリンは、チャオタウンへ足を踏み入れた。
街の中心を見上げると、そこにはとっても大きな城が建っていた。
実は僕、実際にお城を見るのは初めて。
お城って、凄く偉い人が居るところなんだよね・・・
とりあえず僕達は、チャオタウンをいろいろ見て廻った。
ビルが言ってたとおり、ここのチャオはヒーローもニュートラルもダークも、みんな仲が良いみたい。
それにしてもこの街・・・。凄く盛んだなぁ・・・。特にこの辺りはチャオがたくさん居るんだ。
この街の何処かにエンジェたちが居るんだよね!・・・って、僕達はここの事、全然知らないんだった・・・。
途方にくれて歩いていると、前から歩いてきたヒーローの女の子に話し掛けられた。
????「ねぇ。見かけない顔だけど、この街に来るのは初めてなの?」
その子は、僕とチャサリンの顔をじーっと見つめながら言った。
チャサリン「え、うん・・・。ここの事は全然知らなくて・・・。」
チャサリンは少し照れくさそうに頬を赤らめた。
????「何も知らないで来たの!?変わった人だねぇ・・・。」
少し考え込んでからまた話し始めた。
????「あ、そうだ!あたしがここをいろいろ案内してあげるよ!」
シルバー「ホント!?」
やったー!これで心配しなくても大丈夫・・・?
チャオリン「もちろんよ!あ、まだあたしの名前、教えてなかったね・・・。あたしは、チャオリン!よろしくね~。」
シルバー「チャオリンだね、よろしく!僕はシルバー。」
チャサリン「私、チャサリン!」
よーし、これで帰れる日まで、一歩近づいたね!
チャオリン「あ、そうそう!今からチャオパレスに行こうと思ってたけど、あたし、待ち合わせしてたのよ。友達とね。だから、ちょっと付き合ってくんない?」
僕はチャサリンの方へ視線をやった。チャサリンも僕の方を向いて、こくんっと頷いた。
シルバー「うん。別に良いよ。」
チャオリン「よし、これで決まりね!じゃあ、街の広場へレッツゴー!」
そう言って、片手を上に突き上げた。
チャオリンって明るい性格だね・・・。
チャオリンの友達ってどんな子だろ?
しばらく歩いて、街の広場へ来た。
中央には、大きな噴水がある。ここはさっき居た所より、人(ちゃお)が少ないみたいだ。
と、チャオリンが噴水の側にあるベンチを指し示して言った。
チャオリン「あのベンチに座って、待ってましょ!」
僕達はベンチに腰を下ろした。
チャサリン「ねぇ、チャオリンのお友達ってどんな子?」
チャサリンは頭のポヨを?にして尋ねた。
チャオリン「ニュートラルのヒコウタイプ・ハシリ二次進化で、つやピンク。ま、どうせ今から会うんだから、いいじゃない!」
チャサリン「あ、そうだね・・・。」
後編へ続く☆
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