第1話「2人が行き着いた場所」後編
僕は恐る恐る聞いた。僕の質問にヒーローチャオが答えた。
エンジェ「んーとまず・・・自己紹介からいきましょ!あたしの名前はエンジェ!」
今度はニュートラルチャオが言う。
チャスタ「僕はチャスタ!」
最後は・・・ダークチャオ。
ビル「俺はビルだ。」
どうやらこの三人は良いチャオみたい。
僕はちょっと安心した。
でも・・・。ただ者じゃないよ・・体は小さいし、宙に浮いてるし・・・。
エンジェ「えっと・・どこから話そう・・・。あ、まずはあたし達の事からよね。」
僕とチャサリンはコクリと頷いた。
エンジェ「あたし達は・・・とんでもなく強い魔力を持っていた。周りのみんなはその力を恐れ、あたし達を三つの石に封印した。その石が、あんた達も知ってるエンジェルストーン、マスターストーン、デビルストーンってワケよ。」
あの石にはそんな秘密があったんだ・・・。
ヒーローカオス様も知らなかったのかなぁ・・・?
さらに話を続けるエンジェ。
エンジェ「それと、あんた達がどうしてここに来たかって事よね・・・。――元々あたし達はこっちの世界に居たんだけど、誰かがあたし達の力を引き出し、あんた達の世界への扉を開いちゃったのよ。それから1000年ぐらいそこに居たわ・・・。」
エンジェはそこで話を切り、チャスタが続きを語る。
チャスタ「そして、キミ達がこの世界への扉をまた開いちゃったって事だよ・・・。キミ達には、特別な力が宿っているみたいだね。」
えっ・・・。じゃあ、ここって別世界・・?
なんだか不安になってきた・・・。みんなの所へ帰れるのかどうか・・・。
ビル「この世界に住んでいる者は皆、魔法が使えるのさ。ヒーローもダークもニュートラルも、みんな仲良く暮らしてるぜ。」
本当にここは・・・僕達の知らない世界みたい・・・。
チャサリン「私達・・・帰れないの・・?」
チャサリンは不安げに聞いた。
エンジェ「帰れないって事はないけど・・・。まっ、せっかく来たんだし、遊んで行きましょ!」
え?遊ぶって・・・。
スタチャ「じゃあ、僕たちを見つけて、捕まえたら帰れるってのはどう?」
ビル「おっ!それ面白そうだな!」
ちょ、ちょっと待ってよ・・・(泣
それでもおかまいなしに言うエンジェ。
エンジェ「んじゃ、『チャオタウン』で待ってるわよ~!」
そう言ってエンジェ達は、チャオタウンと呼ばれる街へと飛んで行った。
それを見てチャサリンは溜息をついた。
チャサリン「はぁ・・・。簡単には帰れないようね・・・。」
シルバー「うん・・・でも、とりあえずエンジェ達を追いかけないと!」
チャサリン「うん!」
そう言って、僕達もチャオタウンに向かって走って行った。
本当に、僕達帰れるのかなぁ・・・。
そんな不安を抱きながら・・・。
続く☆
う~・・・
ちょっと展開早すぎたかも。
まだ見てくれますか?ならホムペクリックで!