番外編 チャオウィッチ ページ3

でもその次の瞬間!!
グラッ!!
ボート全体がおもいっきりゆれた。
エディン「きゃっ。」
トス。
私やエディンは思わずそのばにしりもちをついたくらいだ。
つまりかなりの振動が私達の襲った。
フライヤ「なに・・・何なの・・これは・・・」

チャライン「・・・・・た、たいへんだ・・・これは・・・このままじゃ!!オレ達みんな海に沈んでしまう!!」
ボートの後部を覗き見たチャラインはこれぞ、顔面蒼白!!とでもいうような顔だった。
ハリケンシ「これが・・・現実だと・・・しんじたくないけど・・・・・・・・・・・・・・サメだ・・・」
ハリケンシはいかにもこれが夢であってくれっといったかのように、そう言った。
チャオチャオ「ピンチです・・・ボートに穴もあいてしまって・・・このままでは・・・僕たちはしずんでしまいますっ!!」
チャオチャオもいつもにはない慌て方だった。

そう私達は今、砂浜からはなれてしまっただけではなく、サメに遭遇してしまっている。おまけにサメのがやったのか知らないけれど、ボートに穴があいているのだ!!
このままでは、サメに食べられるか、ボートの空気がなくなって沈んでしまうかのどちらかだった!!

エディン「とりあいず・・・サメだけでも・・・なんとか・・・しなきゃ!!チャライン!!それにフライヤ!!ちょっとあいつらをこのボートから引き離して!!私がその間にボートを陸地までひっぱっていくからっ!!」
エディンはそういうとすぐさま海の中にとびこんだ。
サメはエディンに向かって泳いで行く。
チャライン「フライヤいくぞっ!!」
フライヤ「う、うんっ!!」
私達2人は上空へと舞いあがった。
チャライン「エディンにサメを近付けるなよ、フライヤ!!サンダーハリケーン!!」
チャラインはそういうとサメにむかって竜巻の攻撃をしかけた。
バシュッ。攻撃はサメに見事ヒットはしたがあまりきいていないようだ。
だが・・・サメはくるっと向きをかえて私達2人のほうへやって来た。
フライヤ「え・・・えっと・・・」
私は前に使用した説明書をみながら技を探す・・・
が・・・
フライヤ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~っ。」
私は説明書のほうにきをとられすぎていて自分が海の海面まじかの場所をとんでいるということを忘れていた!!
私の体はさめによって海に引きずり込まれそうになる。
その時!
私はとっさに思い付いた技名を叫んだ。
「ホーリー・・・・ハリケーンっ!!」
だが・・・私がそうさけんだとたん、すごいはやさの竜巻が海のなかからおきたのが分かった。
ゴゴゴ・・・・
その竜巻は私とサメめがけて結構早い早さでやってくる・・・。
まきこまれるっ!!私がそう思った瞬間、
ふわっ、

私の体が宙を浮いた。
チャライン「サンダー・・・ワープっ!!」
チャラインのそんな声が耳元で聞こえたかと思うと・・・・
私は砂浜にいた。
フライヤ「・・・・どういうこと・・・さっきのは・・・。」
私はあっけにとられた・・・さっきのは・・・なんだったんだろう・・・。

エディン「フライヤ~っ!!」
私のいる前方の海のほうからエディンが後ろにボートをひっぱって泳いできた。
エディン「よかった~後ろで竜巻がおこってたから、無事かどうか心配だったんだよ・・・。」
エディンは本当によかったって顔をして言った。
ハリケンシ「でも・・・なんでお前いままで自分のワープがあることわすれてたんだぁ~チャラ~イン!!(怒)」
ハリケンシはチャラインにむかって怒っていた。
チャオチャオとチャニムは頭に?マークが浮かんでいる。
チャオチャオ「ワープって?どういうことですか??」
ハリケンシ「まったく、呆れた話だぜ!!こいつ(チャライン)のサンダーワープなら行ったことある場所なら一瞬でワープできるんだったのに・・・」
チャニム「え・・・?それって・・・」
チャニムもちょっとことが分かってきたように答える。
エディン「そ、あの沖の場所からでもチャラインのサンダーワープがあれば一発で帰って来れたってことなの。」
エディンは苦笑しながらそういった。
チャオチャオ「って・・・・こ~と~は~」
チャオチャオの言葉の裏には怒りが見える。
チャオチャオ「こ~んな無駄なことしなくたって!!よかったんじゃないかぁ!!!」
チャオチャオはチャラインに向かって微妙に怒鳴る。
エディン「ま、なにはともあれ皆、無事でよかったよvv」
フライヤ「そうだね~☆」

こうして私達の休日は幕を閉じた。
THEEND☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第22号
ページ番号
28 / 62
この作品について
タイトル
チャオウィッチ
作者
ルミエール(サリリン, 瑠莉)
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約5ヵ月29日