番外編 チャオウィッチ ページ2

・・・ちぇ・・・結局まけたのは私、はぁ・・・みんなもうお昼ね体制にはいってる。
あらら・・・チャラインなんてもう目つぶってるし・・・。
早いナァ・・・

私の担当は30分間だけ。そのあとはハリケンシっていってたからなぁ~
私は辺りをみまわして遠くにいってないか確認した。
そばのボートでも寝てるチャオはたくさんいた。
はぁぁ・・私もねむた~い。
私は1つあくびをして、また辺りを見まわした。
また全然砂浜のほうにいる・・・。
はぁ・・・ネム・・・ぽかぽかしてるからねむたいよぉ・・・
私はそんなことをおもっていた・・・。

・・・・・大変よ!!
私はエディンのその1言で目がさめた・・・。
アレ・・・私・・・寝てた?!
エディン「た、たいへんよ・・・ここ・・・・」
エディンは蒼白した顔で言った。

ん?どうしたっていうのかな・・・
そうおもって私は辺りを見まわした。

!!!!!!!?
な・・・どうして・・・私は一瞬放心状態になってしまった・・・
だって・・・私達がのってるボートは砂浜から遠くはなれた沖のほうにいたのだから・・・
さっきまでいた砂浜が小さく私の瞳にうつる・・・。
ど、どうしよう・・・
私はさーっと体じゅうに寒気がさしてくるのが分かった・・・
わ、私のせいだ・・・・。
そうおもうと体じゅうが震えてくる・・・。

エディン「・・・・・ふ、らいや・・・・どうする・・・・の・・・」
エディンはもう半分気力がないような声でそう言った。
フライヤ「・・・・私の・・・せいだわ・・・私が気を抜いて寝ちゃったから・・・全部・・・私のせいじゃないっ!!」
私はもう自分で何をいっているのかわからないくらいパニックになっていた。
エディン「ふ、フライヤ・・・・落ち付いて・・・とりあいず・・・皆おこそ・・・」
エディンも蒼白していたがなんとか落ち付きをとりもどしてそういったようだった・・・。
「起きて・・・起きて皆!!」
私とエディンは皆の体をゆすりながら、起こした。
チャライン「ん~なんだよ!!せっかく気持ち良くねてたのに・・・・って!!なんだよココ!!」
チャラインは辺りを見まわしてスグそれが不自然であることに気がついたようだ。
チャライン「おいっ!!ハリケンシ!!チャニムにチャオチャオ!!とっとと起きろっ!!た、大変なことになったんだ!!」
チャラインはそうおもいっきりさけぶと、ハリケンシ達をたたき起こした。
チャオチャオ「なんですかぁ~そんなに慌てて・・・・」
チャニム「もうちょっとましなおこしかたはないのか?!まったく・・・」
ハリケンシ「もうちょい寝ちゃだめなのか~!!眠い・・・」
3人も寝起きでちょっとボケでいるようだった。
だが・・・
チャライン「寝ぼけてる場合か!辺りをきちんとみてから言え!!」
3人「ん・・・・?」
3人は寝ぼけた顔で辺りをみまわす・・・。
・・・・
3人「・・・・ど、どういうことだ・・・これは・・・」
3人も顔が蒼白だ・・・そうとうおどろいたのであろう。
フライヤ「ごめんなさい・・・私が寝ちゃったばっかりに・・・本当に・・・」
私はしたをむいてあやまることしかできなかった。
エディン「ふ、フライヤのいせいじゃないって!!ソレに謝ってる場合じゃないでしょ!!はやくここから砂浜に帰る方法を考えなきゃ!!」
エディンは私を元気つけるようにそういう。
チャライン「そうだな・・・今は誰のせいとか言う前に砂浜にかえる方法を考えないと・・・どんどん沖にいくからな!!」
チャラインは冷静のそう言った。
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このページについて
掲載号
週刊チャオ第22号
ページ番号
27 / 62
この作品について
タイトル
チャオウィッチ
作者
ルミエール(サリリン, 瑠莉)
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約5ヵ月29日