19話 キャンディ、アイチェ登場。 前編

ガシャ!!パリーン!!
私の前でガラスが割られた。
???「こんなお部屋にとまってるのですね~いいなぁ・・・私もとまりたいくらいなのです~」
1匹のダークチャオはのんびりした声でそう言う。
????「そんなこと言ってる場合じゃないとおもうが・・・それより、早く命令とおり、こいつらを始末して、魔空石をいただかないとな。」
フライヤ「・・・・アナタ達・・・何者なのっ!!」
私はそう叫んだ。
????「ああ・・・オレ達の正体か・・・教えてやってもいいけど・・・オマエはちょっと黙ってろっ!」
そうつはそういって私のほうをちょっと睨んだ。
そのとたん!!
フライヤ「!!!!?」

体がっ・・・うごかないっ!!
これは・・・金縛りっでやつなの?!
私は必死で体をうごかそうとがんばるが、体は固まったまま、一向に動こうとしない。
私はベッドから半身を起こしたままの状態で,固まっている。
どうしよう~ピンチー!!
エディン・・・ルイス・・・お願いだよ~気がついて~っ!!

・・・・・でも私の願いとは裏腹に2人は気持ちよさそうにクゥクゥと眠っている・・・。2人はとてもつかれているんだろう
あんなにハデな音がして窓がわれたっていうのに・・・起きないのだから・・・。

????「さあ・・・魔空石・・・渡してもらおうか?」
そいつらは私のそばに来てそういう。
私は必死で動かない口を動かして言った。

フライヤ「そんな・・・もの・・・知らないわよ・・・」
????「ふ~ん・・・まあ、言わなきゃ殺しちゃうよ・・・キャンディっ!!」
そいつがそういうと、キャンディと呼ばれた、♀チャオ(っとおもわれるチャオ)はロッドを構えて魔法をかける準備をした。

キャンディ「準備OKですぅ~」
????「よし・・・さあどうする・・・言わなきゃ・・・死がまってるぜ・・・」

・・・・。こいつら・・・卑怯なまねして・・・
最低ねっ!!
でも・・・私がたとえ、魔空石のありかを言ったとしても、こいつらは私を始末するにきまってるじゃない!!
そんな見え見えなこと・・・私だって分かるよ・・・・ここはしかたないけど・・・誰かが起きてきてくれるのを待たなきゃ・・・。

私がそんなことを頭の中で考えていたときだった。

ガチャ。
となりの寝室に通じているドアが空いたかとおもうと、ネムそうな顔をしたハリケンシがでてきた。(手にはいつも通り魔空石をもっている。)

ハリケンシ「ふぁ~・・・。なんだか騒がしいけど・・・って!!お前ら誰だ!!ライラルの新手かっ!!」
ハリケンシはそういうとすぐさま、そばにおいてあった武器をかまえようとした・・・が・・・
????「オマエも・・・黙ってろ!!」
????がハリケンシを睨むのがハリケンシが武器を構えるのより、少しだけ早かった。

ハリケンシ「ちきしょ・・・体がっ・・・」

ハリケンシも同じくからだがうごかないらしい。やっとのことでしゃべっている。
ちなみにハリケンシは魔空石を片手に、もうかたほうの手にグローブをもったままの体制でかたまっている。

そうか!!あいつに睨まれると・・・金縛りにあうんだ。
ただ・・・これがいつまで続いているのか分からないけど・・・

キャンディ「・・・アイチェ!!そいつが持ってるのって・・・」
キャンディはハリケンシが持っている石を指差して言った!
アイチェ「ん・・・」
さっきアイチェと呼ばれたチャオはハリケンシの近くに行き、石をまじまじと眺めて言った。
アイチェ「ああ・・・まちがいない・・・これだな。探す手間が省けたぜ!!じゃああとは命令通り・・・殺るか・・・」
アイチェ冷静にそう言った。

やっぱり!!
どっちにしろ、魔空石を手に入れたあとは私達を殺す気だったんじゃない!!
で、でもどうしよう・・・
ハリケンシと私は金縛りにあってるし・・・
他のメンバーは起きそうにないし・・・
これじゃ私達殺されたも同然じゃない!!
あああ・・・人生もってエンジョイしたかったわ・・・(涙)

キャンディ「アイチェ~そいつらから離れてね~☆あたるかたたちごめんなさいっ!!でも命令だから・・・本当にごめんね。
       アメの舞いっ!!」
キャンディは謝りながらも、ロッドを振って、そうとなえる。
そのとたん・・・。

後編へ☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第23号
ページ番号
29 / 62
この作品について
タイトル
チャオウィッチ
作者
ルミエール(サリリン, 瑠莉)
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約5ヵ月29日