19話 キャンディ、アイチェ登場。 後編

コンッ。
ん??
私の頭になにかが当たる。
もちろん、私は体を動かすことが出来ないから、みることはできなかったけど・・・
そのあと・・・
バババババッ!
私のいる部屋じゅうに何かが上から降ってきた。
な,何?
ナンナノっ!!
私は体が動かないので自分の膝の上に落ちてきたものを見る・・・

フライヤ「これは・・・アメ(←おやつのアメです。)?・・・・なん・・・でこんな・・・ものが・・・」
やっぱり金縛り状態ではしゃべりにくい・・・私の言葉はとぎれとぎれになっている。

キャンディ「いやぁ~また失敗ですぅ~雨とアメをまちがえてるぅっ!!」
アイチェ「またかよ・・・いっつもオマエ1回目はミスるよな・・・しかもおれにまで攻撃当たってるし・・・(涙)」
キャンディの攻撃ミスはいつものことらしい・・・
アイチェ「まあいいか・・・魔空石も手に入ったことだし・・・いいかげん・・・退散といこうか・・・こいつらを始末するのは・・・今度に・・・」
アイチェがそうつぶやいたときだった!!
「タイムアローッ!!」
ヒュン!!そんな声が聞こえたかと思うと、アイチェの手を狙って、弓矢が飛ばされた。
ガッ!!
放たれた弓矢は見事、アイチェの手の先に軽く命中する。ダメージは与えられなかったようだが、アイチェは手にもっていた魔空石を取り落とした。
ころころ・・・
魔空石は私の足元のほうにころがってくる。
アイチェ「クソッ!!」
アイチェは取り落とした魔空石を拾おうとしたが・・・
ヒュッガッ!!
今度は弓矢がアイチェの腕をかすった。

エディン「いいかげんにしなさい!!じゃなきゃ、今度は貴方を,打つわよっ!!」

エディン!!起きたのね!!
エディンは弓矢をかまえてもううてる体制にはいっている。

アイチェ「クソッ!!今回は引き上げだ!!キャンディ!!」
キャンディ「は、はいですぅ~」

そういうと2人は窓から外に飛び出した。

アイチェというチャオが私達からはなれたとたん、私の体は動くようになった。

私は足元にある魔空石を拾った
フライヤ「はい・・ハリケンシ。」
ハリケンシ「おお・・・サンキュ。」
ハリケンシは魔空石を私からもらって部屋におきにいった。

フライヤ「助かったよ・・・エディン・・・エディンがいなかったらどうなってたか・・・」
私はホッとため息をつきながらエディンにそう言った。
エディン「魔空石狙いってことはライラルの手下だよね?これからは気をつけなきゃだめだね!!私達!!私だってあの♀チャオの子が技を、ミスらなかったら今まで寝てるところだったんだから・・・運良くアメが顔にあたったから目がさめたけど・・・」
エディンも危なかった~っという表情だ。
フライヤ「うん・・・コレからは気を付けなきゃ!ライラルがいつねらってくるか分からないもの!!・・・ところで・・・この割れた窓はどうするの・・・??」

続く☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第23号
ページ番号
30 / 62
この作品について
タイトル
チャオウィッチ
作者
ルミエール(サリリン, 瑠莉)
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約5ヵ月29日