32話 心当たり
チャオチャオ「僕・・・そのウィザードの能力を持ってる人に・・・心辺りがあるんです・・・」
!!!!?
皆一瞬息をのんでチャオチャオの方を見つめる。
見つめられた張本人であるチャオチャオはとなりにいたチャニムとちょっと目をあわせると言葉を続けた。
チャオチャオ「きっと・・・炎の領域で君達が出会った、僕達の師匠であるチャニックさんとファイアーさんがウィザードだと思うんだ・・・」
チャルス「心・・・あたりは・・・」
チャニム「少々ならある。その特別な能力ってのに・・・な。チャニックさんは植物と話をすることができるらしいんだ。俺にはよくわからないけど。
あとファイアーさんはどんな暑い炎の中にはいっても平気なんだ・・。これってウィザードの能力だと・・・思うんだが・・・」
チャルス「それだ!!間違えない!!その師匠様は炎の領域に住んでるんだね。」
チャルスはチャニムとチャオチャオがこくりとうなずいたのを確認して言った。
チャルス「次の目的地を炎の領域に変更するよ!!早速行くからね!」
チャルスはそういって片手をばっとふりあげた。
と同じに私達の体が風にのって宙に浮いた。
!!?べつにとんでるわけじゃないのに・・・体が風に操られてるみたい・・・
まあ操られてるっていっても正確にいえば、風邪にのってるってかんじだから悪い感じはしないけど・・・。
私達はそのまま結構はやめのスピードで炎の領域の入り口までたどり着く事が出来た。
もちろん今回は結構上空を飛んでいるため試練のほうもパスすることが可能だっからちょっとラッキーかもvv
フワッ。私達は炎の領域の門の前にゆっくりとおろされた。
それにしても空の旅・・・快適だったなぁ♪
自分自信でとんでるのとはなんか違うイメージでまた面白かったしvv
私はそんなことをおもいながら、1つのびをしてチャルスに聞いた。
フライヤ「やっぱ、さっきのってウィザードの特殊能力?それともチャルスの魔法?」
チャルス「う~んそうだね。まあ、ウィザードの能力ってとこかな?とりあいず、急ごう!ライラル達は魔空石に対抗するすべをもっているウィッチ達を先に始末したがるだろうから・・・ウィッチやウィザードが1人でも欠けたらこっちの負けだ。だから僕達はライラル達より先にウィッチ達を見付ける必要があるんだ。」
チャルスはそうみんなにいってからダッと炎の領域の中へとダッシュした。
もちろん私達もそのあとに続いていった。
――炎の領域内。―――
ガヤガヤ・・・
私達が炎の領域にはいってからまもなく、とても辺りが騒がしい場所へと出た。
たくさんのチャオ達が野次馬のように集まっている。
何・・・ココ・・・
なんだか1箇所に数十人いや、数100人くらいかな・・・のチャオ達があつまってなにかしてる・・・
そのチャオの集まりの中心のあたりからは一瞬光が光ったのが見えたり、していて私は足を止めてしまった。
チャルス「フライヤ!!早く!」
チャルスは前から私を呼んでる・・・
私はそのときはっとした!!
・・・ココッテ・・・
私はダッとその人ごみのなかへと走って行った。
ここって・・・ここって・・・
チャニックさんとファイアーさんの家があったばしょじゃ・・・
私は無我夢中でザワザワしている人ごみをかきわけて前のほうへと出た。
・・・・!!?
う、うそでしょ・・・
そのとき私がみたのは・・・
横たわってたチャニックさんとファイアーさんだった