31話 選ばれし者の使命 後編

「大丈夫・・・そのためにウィッチ、ウィザードがいるの。ウィッチ、ウィザードの中には魔空石の力を最大限にひっぱり出すことのできるチャオだっているし・・・。
皆魔空石に対抗できるだけの力は持っているの。
だけど・・・」

チャオチャオ「だけど・・・?」

「ウィッチ、ウィザードが全員揃わないとダメなの。もともとウィッチとウィザードは皆常に一緒の行動をとって色々な敵を倒してきたから。
1人だけの力じゃだめなのよ。」

ジェルフェはそう悲しそうに俯いた。

フライヤ「そっか・・・じゃあさっ!残りの2つの魔空石を探しながら、ウィッチとウィザードも探せばいいじゃない!
魔空石を私達が1つでももっていれば向こうの力は少しは弱まるはずだし、3つ揃わないから願いもかなわないよ!
そうしよう!!」

私はあまりにその場が暗い状況だったのでもう耐え切れなくなってその案をだした。
できるだけその場の雰囲気をもりあげられるように明るくしてみたんだけど・・・。

チャライン「そうだな!フライヤの言う通りだ!じゃあ、まずは前通り魔空石探しからかいくか!」
チャラインの声に皆も元気づいたようで皆次々に立ちあがって賛成したようにうなずいた。


ジェルフェもゆっくり立ちあがって、笑っていた。
「似てるなぁ・・・」
ジェルフェはなにか私に向かってボソっといったようだった。
私の耳には届かなかったけど・・・
「じゃあ、あたしはそろそろチャルスに体を返すよ。あたしの話のないようもお馬鹿さんたちには理解できたようだしね!じゃぁね!また出てくるわ!」
そういうとジェルフェはすっとチャルスに変わった。

チャルス「事情は聞いてましたよ!じゃあさっそく行きますか!!魔空石を探しに!」

チャオチャオ「ちょ、ちょっと待って!!」

ルイス「どうかしたの・・・チャオチャオ??」

チャオチャオ「僕・・・そのウィザードの能力を持ってる人に・・・心辺りがあるんです・・・」

続く☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第40号
ページ番号
59 / 62
この作品について
タイトル
チャオウィッチ
作者
ルミエール(サリリン, 瑠莉)
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約5ヵ月29日