29話 戦いの終結は・・・ フライヤ編 前編
フライヤ編。
今回の戦いの終結かなり変っていうか風変わり?なのですが・・・まあきにせずよんでくださいな(笑)
でわ本編へ~♪
私のその願いとともにあたりは一瞬まぶしい光に包まれた。
と友に!
パァンっ!!
光のなかで歯切れの良い音がした。
な、何?何が起ったの?
私は何もよくわからないまま、眩しかったので目を瞑っていた。
やがて光がおさまって目が開けることの出来るようになった。
そして光が収まったその場には、竜巻があった場所にチャニムの姿があり、さっきまで激しくうずをまいていた、竜巻はまるでうそだったかのように晴れ渡っていた。
チャルス「やった・・・上手く行ったよ・・・」
私の隣でチャルスがちょっと力のない声でそういった。
声自体は力が抜けてしまったようだったが、顔はうれしさで一杯だったようだ。
そうだよね。チャルスにとっては初めての戦い。
今まで王子様だったチャルスにとってこんな経験なんてないもんね。
私は自分のことのように思いかえりながら、チャルスのほうをみていた。
キャンディ「う~ん・・・残念ですぅ・・・竜巻消滅しちゃったぁ・・・」
キャンディはちょっと残念そうな声でそういったがすぐにこう言った。
キャンディ「でもっ☆戦いはこれからだもんね~私の技いろいろと教えてあげるからvv えへ♪」
キャンディはそうにっこりと笑ってまたロッドを構える。
ちょ、ちょっとぉ~もう技、私達に教えてくれなくていいって!!
私は心の中でキャンディの言葉につっこみをいれながら、ゆっくりとその場に立ちあがった。
うう・・・
体が重いよ・・・さっきの魔法で結構体力つかっちゃったみたいっ・・・。
私は結構しんどかったが、今は戦いの途中!相手に弱みをみせたら終わりだ!って剣術の先生にいやというほどその言葉をきかされていたので、疲れたからだを無理にでも動かし、なんとか体制を保った。
でもやっぱり体がつかれているだけある。
体制をたもつだけでも、やっとの状態の私。
足元がクラクラするし、視点もうまくさだまらない。こんな状態で攻撃をくらったら・・・
私はそうそう考えるとゾッとした。
でもそんな私の状態をよそ目に、キャンディはさっそく次の攻撃体制にはいり呪文を唱え始めた。
キャンディ「え~っと、白い雲よ、その地と天からの恵を受け、我願う時、すべての恵を地へと吹き降ろせ~っ!!ごめんなさぁ~い!いきまぁす☆ヒョウの舞い~っ!!」
キャンディはそう私達に向かって言うと、持っていたロッドをクルっとワン回転させた。
すると・・・ビュっ・・・
突然、周りに凄い風が起った。
そのかぜはまるで、キャンディの持っているロッドを中心として吹きすさんでいるかのよう。
今の私の状態なら飛ばされてもおかしくないというほどの強風だった。
だ、ダメ~前が上手く見えないよ~
そうでもなく視点も定まらない状況なのに・・・
私は片目をようやく開いて、横を見た。
チャニムはもう今にでも飛んでしまいそうな勢いだ。
チャルスはロッドを持って何やらつぶやいている。
チャルス「・・・我が周りにある風よ・・・・我と一心同体なるがいい。そして・・・今このとき、我とともに戦え・・・この風使い、チャルスが命じる。」
チャルスはロッドを地面に突き立て(?)
ボソボソっと呪文を唱えた。
少なくともその声は私には聞こえなかったけど・・・