28話 それぞれの戦い フライヤ編 ページ2
チャルス「僕達は・・・僕達のできることをしよう。」
チャルスは私のほうを見て、優しくニコっとわらいかけてそう言った。
・・・そうだね。
あとはチャニムを信じて私達にできることをやらないと!!
私はそう気持ちを切り替え、ロッドを構えて、大きな渦と真正面から対立した。
チャルス「・・・・じゃあ行くよ!フライヤっ!!」
チャルスの声とともに私達2人は渦に向かって攻撃をはじめた。
チャルス「ハリケーントルネードっ!!」
フライヤ「ホーリーウィンドっ!」
チャルスがロッドえ振ったのとほぼ同時に私も渦に向かって攻撃を仕掛ける。
チャルスはハリケーンを起こし、私は光の閃光を放つ。
バシュッ。
私達の攻撃は見事渦に命中したが、渦は相変わらず、止まる様子はない。
スピードを落とすことなく、こちらへと向かっている。
フライヤ「止まらない・・・」
チャルス「もう1回だよっ!」
私達はもう1度攻撃をしかけるがやはり無駄。
フライヤ「もう1回よ!」
私達は何度も渦に向かって攻撃をぶつけるが、やはりそれは無駄な行為でしかなかった。
チャニムの姿は渦に隠れて見えないのできっと渦の中にはいることは出来たのだろうが・・・
やっぱり中からも壊すことは無理だったの・・・?
私は一瞬しょぼんとしてしまったが、すぐに気を取り戻した。
大丈夫!!成功するよ!!
チャニムだもん!
私はそうおもいなおして、もう1度だけやってみようとおもった。
希望を捨てたら・・・そこで終わり!!
終わりになんてさせれないよ・・・いやさせないよ!
フライヤ「チャルス!!ラストチャンス!私ガンバルから。」
私はチャルスに向かってそう叫んだ。
チャルスも同じことをおもっていたのだろうか・・・
大きくうなずくと、ロッドを構えた。
チャルス「ハリケーントルネードっっ!!」
フライヤ「ホーリーウィンドっっ!」
私はもってる力もすべてを出して、魔法を放った。
お願い・・・壊れてっ!!
私のその願いとともにあたりは一瞬まぶしい光に包まれた。
続く☆