27話 それぞれの戦い(前置き?)
戦いの火蓋は切って落とされた・・・。
キャンディ「じゃあ今日こそは失敗しないよ~にvvいきますよぉ~・・・雨の舞いっ!!」
キャンディはそういってもっていたロッドを大きく天にかざした。
そのとたん!
フライヤ「?!」
辺りがすっと薄暗くなった・・・とほぼ同時に・・・
ざぁぁぁ・・・そんな大きな音を立てて私達めがけて雨が降ってきた。
フライヤ「雨・・・・??」
チャニム「みたいだな・・・でもこの技・・・どういう意味があるんだ?雨なんて降ってくるのは結構普通なのに・・・」
チャニムはちょっと首をかしげてそう私に言う。
・・・たしかにそうだよ・・・
雨が降ってくるのは普通じゃん!!
正直いって雨がふってところで、あまり私達に死傷はない・・・。
じゃあキャンディはなぜ雨の舞いなんて・・・
アイチェ「油断・・・したなっ・・・このキャンディの攻撃はここからが本番さ・・・」
一同「?!」
私達が後ろを振り返ると、アイチェがにやっと不敵な笑みをうかべて呪文を唱えた。
「・・・・フリーズショックっ!」
アイチェがそういって手を前にかざし出したとたん!!
ビュッ!!
私達の周りを激しい冷気がとりかこんだ・・・と同時に!
ピシッ・・・
なにかが凍り付くような音がした!!
ハリケンシ「フライヤ危ないっ!!」
フライヤ「え・・・?!」
グサ・・・
私は一瞬なにが起きたのか分からなかった・・・
一瞬の内になにかがささったような音がしたかとおもうと・・・
私の目の前でハリケンシが倒れた。
一同「ハリケンシっ!!」
私とエディンは急いでハリケンシのそばへと走っていった。
エディン「ハリケンシ・・・大丈夫・・・なの・・?」
エディンは心配そうにハリケンシの顔をうかがっったが、すぐにハリケンシの様態に気がつき、はっと小さな悲鳴をあげた。
エディン「ハリケンシ!!!!背中・・・」
背中・・・?
私はエディンが言っていたことがきになって、すっと立ちあがったが・・・
!!?・・・
私は一瞬のそ光景をみたとき声が出なかった。
ハリケンシの背中には・・・
どこからとんできたかは分からないが無数の氷の破片がささっていた。
そこからは大量の血が出ている。
エディン「と、とにかく急いで治療しなきゃ!!私の治癒能力でも結構時間かかりそう・・・」
エディンはそう急いでまくし立てると、ハリケンシを立ちあがらせた。
ハリケンシ「悪いな・・・フライヤ・・・後は、お前らに任せる。」
ハリケンシは痛そうな顔をしながらも、力なく私に笑いかけた。
チャニム「・・・分かった・・・あとはまかされてやるよ。ハリケンシ。」
何時の間にか私の後ろにきていたチャニムがそうこたえる。
ハリケンシ「ああ・・・悪いけど頼んだぜ・・・」
チャニム「大丈夫だ!!こっちにはまだオレとフライヤもいるからな・・・それとあんま無茶すんなよ・・・ハリケンシ・・・」
チャニムはハリケンシを心配してそう声をかけた。
ハリケンシ「・・・分かってるさ・・・」
私達がそんな会話をやりとりしているとき、上空から声が聞こえた。
アイチェ「ふ~ん・・・目標のフライヤははずしちゃったか・・・まあいいよ。もう1度しとめてやるさ!キャンディっ!!」
キャンディ「は~いっ!!もう1っかいいきますよぉ~雨の舞いっ!!」
チャオチャオ「だめです~!!!!誰かキャンディをとめてください!!もう1度あれをくらったら・・・皆殺しで・・・」
チャオチャオは必死で私達にそう叫んだが、そういいおわらないうちに、辺りにまた雨が振り始めた。
アイチェ「ふふ・・・またいくぜ!!フリーズ・・・ショックっ!!」
アイチェがそういったとたん再度、雨が氷つき、私達に向かって降ってきた!!
も、もうだめっっ!!
そうおもったときだった!!
ざぁっ!
私達のほうに凄い風が吹いてきて、その氷の破片ごと押し返した!
フライヤ「・・・・チャルス!!」
私が顔を上げた先にはロッドをもったチャルスの姿があった。
チャルス「僕も戦います・・・。皆のためにも・・・父上のためにも・・・」
チャルスは決心したかのように、キャンディとアイチェをキッっと睨み付けた。
アイチェ「ふ・・・1人増えたからって同じことさ・・・返り討ちに・・・」
ヒュッ!
アイチェ「?!」
アイチェのそばを凄いスピードの泡が飛んで走る。
飛んできた方向の先にいたのは・・・ルイス・・・
ルイス「どこみてるの?さっきから・・2つの戦いを一気にしようなんてなめた考えしてるんだったらゆるさないから・・・勝負よ・・・1対1・・・でね。」
続く★