26話 戦いの幕開け・・・ 後編
私は必死でロッドを構えたが少し遅かった!
アイチェが放った氷の刃はエディンと衝突した・・・はずだったが・・・
パリンっ!!
そのような音と友にアイチェが放った氷は一瞬にしてすべて砕け散った。
アイチェ「ばかな!!おれのブリザードが・・・」
アイチェは何がおこったかわからないような顔をしていた・・・
ルイス「女の子を扱う時は優しく。そう学校で習わなかったのかしら?アイチェ?」
氷の刃が飛び散った場所にたっていたのはルイスだった!!
・・・ルイス・・・すっかりウクレルのほうにきがいってたのに・・・
戦闘態勢に入るのが早い!!
流石・・・。
アイチェ「ルイス・・・お前・・・」
アイチェはルイスを睨むようにして怒りを込めて言う・・・
ルイス「スピード攻撃は悪いけどなれてるの。私にその攻撃は使えないわよ!さて・・・どうするの?アイチェ?ふふっ。」
ルイスは不敵な笑みを浮かべながらアイチェのほうを見る
・・・いつものルイスとはちょっと違う、独特の雰囲気を漂わせながら・・・
フライヤ「エディン!!」
私はルイスの後ろで守られていたエディンのもとへと駆け寄った。
フライヤ「エディン!平気なの?」
エディン「うん・・・怪我はしてない・・・ルイスのおかげだよ。それにしても・・・」
エディンはすっと、アイチェのほうを見ていった。
(アイチェはルイスにきをとられていたのでエディンが金縛りにあうとこはなかったが・・・)
エディン「あのアイチェってチャオ・・・氷属性だ・・・それにかなりの実力だよ・・・がんばらないと・・・命にかかわる・・・」
エディンは真剣そうな顔をして私にそう伝える。
フライヤ「・・・・うん・・・分かってる・・・」
私は私なりにそのエディンの言葉の重さを感じながら、ロッドを構えた。
エディンも弓矢を構えてやっと戦闘体制にはいる。
チャニム、ハリケンシもそれぞれ武器を取り出して、戦闘態勢だ。
問題は・・・チャラインとチャオチャオ、そしてチャルス。
チャラインとチャルスは金縛りにあっていて自分自信で動けない・・・。
だから私達がサポートしながら戦いを進めなきゃ・・・いけけない・・・
チャルスは・・・心配だけど、自分の身はまもってくれるとおもう。いちお、王族だからそれなりの剣術などは備わっているだろうし・・・
アイチェ「・・・・エディンは始末しそこねたが・・・これからが本番だ!!来いよ!裏切り者のルイス!お前の相手をしてやるさ!」
アイチェそういうと空中へと舞いあがった。
ルイス「ふふ・・・上等じゃない。私に勝負を挑むなんて・・・いいわよ!返り討ちにしてやるわ!!」
そういうとルイスもアイチェ追って空中へと舞いあがった。
フライヤ「ルイスっ!!1人じゃ危険よ!」
私もそういって上へと舞いあがろうとしたが・・・
キャンディ「貴方達の相手は私です!逃げる気・・・ですか・・・」
私の前にキャンディが立ちふさがった!
ルイス「私のことを心配するより先に自分の心配をしなさい!フライヤ!こいつは私に任せて、貴方達はキャンディってこと戦いなさい!そっちは頼んだわよ!」
心配そうな私の表情を察したのか、ルイスは空中から私に向かってそう言う。
フライヤ「わ、わかった!!エディン!ハリケンシ、チャニム!行くよっ!!」
私は皆に声掛けをして、キャンディの方を見た!
キャンディは楽しそうににっこりと笑って言った。
キャンディ「やっと戦えますね☆私も手加減なしでいきますから☆☆」
ウクレル「ショータイムの・・・始まりのようね・・・」
最後のウクレルの言葉と友に、戦いの火蓋は切って落とされた・・・。
続く☆