25話 新たな敵?!後半

ウクレル「ふふっ、流石ねルイス。もと私と同士だったことはある・・・か・・・」
ルイスがそういうと同時くらいに、私達の後ろのほうで声がした。
ビクン!!
そのとたん私の体にまた寒気がはしった・・・
この気配・・・間違いない・・・あのときの・・・あの時の執事チャオの気配・・・
私はバッと後ろを振り返った。
案の定どこには・・・私達をニュートラル城の王の間へと案内した・・・執事チャオがそこにはいた・・・。

そいつは地面に足をつけず、地面すれすれのところで飛んでいるそんなかんじだった。
その雰囲気はまるで・・・超能力者。なんだか、どこともいえない雰囲気だった。
そのときルイスが口を開いた。
ルイス「あんたが・・・やったの?ウクレル・・・」
ルイスはいつもとどことなく違う表情をみせてそういった。
ウクレル「そ・・・。ニュートラル城は私がやったわ。ライラル様のご命令でね。どっかのバカがライラル様を裏切ったせいで、ま~た私の仕事はふえるはめになるしっ。いいかげんにしてほしいものね。ルイス。」
ウクレルはちょっと不敵な笑みをうかべてルイスに顔を向けた。
ルイス「どっかのバカ・・・っか・・・それをいうならあんたも同じじゃない?ライラルサマのご命令にしたがわないと生きていけない可愛そうな人。」
ルイスはどこか皮肉っぽくウクレルにそういう。
ウクレル「っま、あんたよりはましだとおもうけど~。魔空石だっていただいたし~今回は私、見物人ね。ふふっ。」
ウクレルはどこからか取り出した魔空石を手の上でもてあそぶように投げながらそういった。
ルイス「なっ!!あんたやっぱり魔空石目当てで・・・」
ウクレル「当たり前じゃない。ライラル様が魔空石を必要としてるってことくらい・・・あんただってお見通しでしょ。」
ルイス「・・・そういうことね・・・ぜんぶ読めたわ。魔空石を奪う時にニュートラル城を爆破させることで私達をここまで呼び寄せる・・・で、魔空石をいただいたあとは私達を始末してかえるって訳だ。ずいぶんとご熱心な計画家のようね。ライラルサマは・・・。」

ウクレル「ふぅ~ん・・よくわかってるじゃないルイス。でも・・・今回の相手はあたしじゃないんだよね~残念だけど・・・」
フライヤ「じゃあ・・・今回の相手は・・・一体・・・」
私がちょっと言葉を言いかけたとき・・・

???「今回の相手は・・・」
????「私達ですぅ~」
フライヤ・ハリケンシ「!!!!!?」

ハリケンシ「お前ら・・・あの時の・・・」
フライヤ「たしか・・・キャンディと・・・アイチェ・・・」
続く☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第29号
ページ番号
42 / 62
この作品について
タイトル
チャオウィッチ
作者
ルミエール(サリリン, 瑠莉)
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約5ヵ月29日