24話 新しい仲間と友に☆後編

お城・・・抜け出し??
・・・・・・
ど、同士だわぁ・・・
私はその言葉になんだか、とても親近感を感じた。
同じ(?)王族として・・・
やっぱり王族の生活って暇だもんね~
考えることはみんな一緒なのに~
で、でも王様に気がつかれず、抜け出すチャルスはすごいわ~
私なんて、いっつもお父様に気がつかれたし・・・。

私はチャルスに対して親近感を感じでジーン(感動)としていた。

その時、
ガチャリ。
部屋のドアが開いて、手ごろな大きさのリュック(?)みたいなものを手に、王様が帰ってきた。
王様はそれをチャルスに手渡して言った。
王様「気をつけていってきてくれ。チャルス。それに他の皆様も。ライラルの力はおもいもよらぬところまで行き渡っている。最近は仲間も増えてきたというウワサもあるんだ。
くれぐれも気をつけてくれ。」
王様はちょっと心配そうな顔をしたが今度は笑顔でチャルスに言った。
王様「チャルス。城以外の生活を経験することも大事だ!!いい機会だからいろいろ学んでくるんだ。」

王様はそういって、私達をお城の前まで送り届けてくれた。
もちろん、王子様(チャルス)も旅(?)にでるので、お城の皆でお見送りだ。
なんだか皆に見送られるの結構みなれちゃった気分♪

私達は皆に見送られている場所では次の目的地までの計画がたてにくいので、ニュートラル城からちょっとはなれたところで話し合いをした。
フライヤ「魔空石をみつける!ってのはわかったけど・・・どこにあるのかさっぱり見当もつかないよ~どうするの??」
ハリケンシ「う~ん・・・とりあいず情報集め??」
チャオチャオ「じゃあ、一端全部の領域を回るのですか?でもそれだとかなり時間かかりますけど・・・」
チャオチャオは持っていた地図を広げて、現在地を探しながらそうこたえる。
チャルス「え~っと・・・2つのうちどっちの魔空石を先に探すのですか?それによって目的地も・・・」
チャルスはすこし遠慮がちにそう言った。

エディン「えっ?魔空石ってそれぞれ種類がちがうんですか?」
エディンは頭のポヨを?マークにしてチャルスにそうたずねる。
他のメンバーも魔空石についてよくわからないようだ。
チャルス「えっと・・・3つの魔空石はそれぞれ3つの属性を現しているんです。1つめはいまさっき貴方達が父上に渡したニュートラルの魔空石。私はニュートラルの魔空石の力をひきだすことができます。他にはヒーローの魔空石、ダークの魔空石とがあります。それぞれの魔空石はライラル達が現れるまでは、3つの神殿(お城)に保管されていたんです。
それぞれの魔空石によって力をひきだせるチャオも違いますから・・・。ヒーロー、ダークどっちの魔空石をはじめにさがすか決めておかないと・・・」

チャライン「へぇ~・・・3つの魔空石はそれぞれ違う属性をもってるのか!・・・・ってことは!!魔空石の力を引き出せるチャオも3人いるのか!!!」
チャルス「そういうことです。1人は僕ですが・・・残りの2人は探さないとだめなんです。」
チャルスはちょっと残念そうに言った。
フライヤ「そっか・・・じゃあとりあいず、ヒーローの魔空石から探そうよ♪ヒーロー神殿に保管されてたなら私も少しくらいしってることあるかもしれないし!!」
私はにっこりとわらって皆にそう言った。
エディン「そうだね!!とにかく1つずつかいけつさせていこ♪」
チャルス「じゃあ次の目的地は地上ですね!!僕も協力していくので皆でがんばろうよ!!」
チャルスもすっかり私達になじんだようで笑顔でそういった。
その時!!
ドカンッ!!!!
一同「!!!!!?」
一瞬スゴイ音がしたと同時に私達の間に緊張の雰囲気が流れる。
ルイス「・・・・ニュートラル城のほうからよ・・・」
エディン「・・・・な、なんだか嫌な予感がします・・・」
ハリケンシ「とっ、とにかくいってみようぜ!!!」

続く☆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第28号
ページ番号
40 / 62
この作品について
タイトル
チャオウィッチ
作者
ルミエール(サリリン, 瑠莉)
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約5ヵ月29日