24話 新しい仲間と友に☆前編
フライヤ「あ、貴方は・・・さっき私達を助けてくれた・・・」
王様「・・・チャルス・・・知り合いなのか?」
王様は私の言葉にピクリと反応してチャルスと呼ばれるチャオに尋ねた。
チャルス「え・・・?僕は知りませんが・・・」
チャルスはちょっと首をかしげて、王様にむかってそう言う。
フライヤ「で、でも・・・」
私は助けてくれたときのことを言おうとしたが王様はソレを制して言った。
王様「とりあいず、チャルス。お前は残りの2つの魔空石をフライヤさん達と一緒に見つけ出して、地上をもとにもどす手伝いをしてやってくれ。」
チャルス「はい、分かりました父上。では僕はフライヤサン達と一緒に行けばいいのですね?」
私の目の前では次々と話が進められていくけど・・・
どういうことなのかな?
チャルスさんは私達をたすけてくれたチャオとは違うの??
とってもにてるし、しゃべりかたもそっくりなの。
でもチャルスさんじゃないなら一体誰が・・・
王様「そういうことだ。承諾してくれたのならそれでいい。とりあいずの話今日はどうするのだ?ここに1日くらい滞在してもいいが・・・」
フライヤ「い、いえ!すぐに出発いたしますっっ!!」
王様がそういったので私は慌ててそう言い返した。
なんだかあの執事チャオに会った以来、ここをはやくでないといけない気がしていたから・・・
王様「そ、そうか・・・はりきっているのならまあ、それもよかろう。ではチャルス。私はお前の持っていくものを準備してくるから準備が終わるまで少し話をしているといいだろう・・・。」
王様はそういいながらメイドチャオと友にその部屋を後にした。
王様の姿が見えなくなったと同時にその部屋は私達の話声で一杯になった。
ハリケンシ「フライヤ~なんでここに滞在するっていわなかったんだ?1日くらいなら・・・」
フライヤ「だめよ!!」
ビクッ!!
私があんまりにもきびしくいったのでハリケンシはちょっと驚いたようだ。
フライヤ「あ・・・ごめん、驚かすつもりはなかったんだけど・・・なんか嫌な感じがするの・・・早くここをでなきゃならないような・・・そんな・・・」
・・・・
エディン「フライヤの言うとおりかもしれない・・・・」
私がそういったあと、少ししてエディンが口を開いた。
エディン「私も感じる・・・なんだか嫌な気配・・・悪いことが起こる前振れなのかもしれない・・・早くここをでよう。」
・・・・エディンも・・・かんじるのね・・・。
嫌な気配・・・。ここのお城全体が闇に包まれていくような・・・そんな感じ・・・
私はそんなことを考えながらあたりを見まわしてた。
チャルス「あの~」
フライヤ「あっ!はい!!なんでしょう??」
私は急に声をかけられたので、びっくりしてつい敬語で答えてしまう。
なんとなくお城の中だと敬語で対応しちゃうのね・・・
これくせかなぁ・・・
チャルス「やっぱり・・・風の試練のところで会ったフライヤさんですよね?」
フライヤ「風・・・の試練・・・ってことはやっぱり貴方が・・・」
私が最後まで言い終わらないうちにチャルスは続けた。
チャルス「さっきはすみません。知らないなんて言っちゃって・・・お城を抜け出していることは父上には秘密なもので・・・」