22話目 ニュートラル城は目の前!! 前編
???「危なかったね。大丈夫??」
私達の目の前にいたのはニュートラル属性の飛行チャオ。
手には私がもっているロッドに似たものをもっていた。
フライヤ「貴方が私達を助けてくれたの?」
私はちょっと首をかしげてその子に聞いた。
???「うん。君達は危なかったんだね。今日は竜巻が起こったから・・・。」
ルイス「今日は・・・ってことは、いつも起こるわけじゃないの?」
???「そうだよこの竜巻はだいたい・・・3日に1度くらいの可能性で起こるんだ。僕も・・・あまりよくは知らないのだけれど・・・」
フライヤ「そうなんだ・・・じゃあ私達運が悪かったのね・・・。」
???「うん、まあそういうことになっちゃいますけど・・・。でも風の試練に立ち向かおうってだけすごいですね。君達は・・・。普通ここも風の領域には余り、チャオ達ははいってこないんです。入ってくるといえば王族関係者くらいしか・・・・・・・おっとごめんなさい。あまりのんびりはしていられなかったですね。すみません。僕はこれからちょっと用事があるので失礼します。」
そういって???はその場を去った。
ハリケンシ「ふらいや~っ!!!!」
ん?
ハリケンシの声が私達の後方のほうで聞こえた。
ハリケンシ達はやっとのことで私達が現在いる場所にたぼりついたようだ。
ハリケンシ「一体どうなってるんだ?竜巻が現れれてフライヤ達が巻き込まれたとおもったら・・・こっちにいるんだもんなー一体どうなっているのかおれにはさっぱり・・・」
ハリケンシの頭の上のポヨは?の形になっていて、ハリケンシ本人もお手上げっといったような顔をしていた。
フライヤ「う~んと・・・すっごく説明しにくいんだけど・・・親切なチャオさんが私達を竜巻のなかからたすけてくれたの。」
私は勝手に???のことを親切なチャオさんと呼ぶことに決めた(笑)
だってよくよく考えると名前すら聞いてないし・・・
一体誰だったんだろう・・・あの男の子(チャオ)??
私はちょっと首をかしげたけど、
フライヤ「ま、助かったんだからいいんじゃない?」
っという一言でこの事件を片付けちゃった。
だって深くものごと考えすぎても分からないものは分からないし・・・。
ハリケンシ「助かったからいいってな~・・・お前助けてくれたチャオの名前くらい覚えとけよな・・・」
はぁ・・・っとちょっとため息をついてハリケンシは続けた。
ハリケンシ「それより、ニュートラル城!!ライラルのやつが手下送ってくる前にいかねぇと・・・」
フライヤ「そうだね!!そうだった!!急がなきゃ!!え~っと道ハ??」
私がちょっと首をかしげて、目の前にある道を見た・・・。
目の前で道は3つに分かれている・・・
私がちょっと悩んでいると・・・
ゾクッ・・・
私の背中に寒気がちょっとはしった・・・。
ガクガク・・・私はちょっと恐れながらも後ろを振りかえった・・・・。
そこには・・・
キラーン・・・と目を光らせたチャオチャオの姿が私の目に入った・・・。