第三十八話「暴走!懐かしの設定」

オルフェウス「オラッ!行くぜ!」

オルフェウスがフェニクに向かって疾(はし)る。

フェニク「ちっ・・・こうなったら・・・スリープ!」

詠唱を覚えれば誰にでも使える相手を眠らせる低級呪文である。
こんな魔法オルフェウス達には・・・

サクラ「そんなの効かないわよ!」

オルフェウス「zzz・・・」

効いていた。オルフェウスのみ。

サクラ「・・・」

ドッカーン!

その時いきなりハデ好きの桜花(作者チャオ)が爆発と共に登場する。

桜花(作者チャオ)「おい!このままじゃやばいぞ!みんな集まれ!フェニク含む!」

桜花はPCを取り出してチャオ・テイルの第一話を表示する。

フェニク「なんだ?ってわああ!」

サクラ「あのときの火事はオルフェウスが原因だったの・・・?」

桜花「皆さんホームページクリック!」

~~~第一話を読んでください~~~

桜花「ということでフェニク!こんなギャグ設定でやられたくなきゃ今すぐ逃げろ!または隠れろ!」

フェニク「ああ・・・」

そう言ってフェニクは柱の陰に隠れる。

サクラ「防御結界一応作って逃げろぉ!」

サクラは別の部屋に逃走する。

その他も逃げて・・・・

始まった。破壊の宴が。

オルフェウス「zzz・・・メギアフレイム・・・」

ドガーン!ボオオオ・・・

サクラの居る部屋とオルフェウス達の居る部屋の境目が燃え、サクラが飛び出してくる。

サクラ「きゃあああ!」

フェニク「いや・・・防御結界破るのか?この寝言技は。」

チャオチャオ「さっきから水撃ってんのに全然消えないよ?これ。」

寝言の方が普通の技より遥かに強い。

桜花「じゃ。そろそろ現実に行くね。」

桜花が爆発を起こそうとする。

チャオチャオ「待て。あんたが一番消す力が有るだろ。」

桜花「それじゃあつまんないもーん♪」

ボカーン・・・

桜花は爆発と共に消えていった・・・

サクラ「あのさあ。これ見て。」

サクラが取り出したのは一冊の本。《魔道辞典》と書いてある。

チャオチャオ「ん?なになに?『スリープ』・・・相手を眠らせる低級呪文。かかった相手は何が起きても20時間は起きない。・・・って20時間このままなのかー!?」

オルフェウス「zzz・・・刀覇斬・・・」

サクラ「また来たー!」

ザッシュ!1本の柱が真っ二つになって崩れ落ちる。

チャオチャオ「えーい!サクラ!作者召喚しろ!」

サクラ「出来るわけないでしょーが!」

チャオチャオ「いや・・・ここにあるよ。『作者召喚』・・・作者の飼ってるチャオのサクラのみが使える低級呪文。なぜ低級かは作者が低級だから。だって。」

サクラ「なぬ!?えーい!やるしかない!作者召喚!」

今度は普通に桜花が出てくる。

桜花「ああっ!まだ煙玉が!」

サクラ「いいから早く火を消せ!そしてオルフェウスを起こせ!」

桜花「はいはい。」

火が消えて、オルフェウスも起きる。

オルフェウス「はっ・・・何があったか知らんが勝負だフェニク!」

フェニク「はいはい・・・」

疲れきった様子でフェニクが言う。

次回!緊迫のフェニク戦!

桜花「お楽しみに~」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第88号
ページ番号
39 / 40
この作品について
タイトル
チャオ・テイル
作者
サクラ
初回掲載
2003年7月15日
最終掲載
週刊チャオ第99号
連載期間
約6ヵ月13日