第93話・腕?
神風「そんなぁー?!
・・!でも、どうせちょっとパワーアップしただけでしょ?
やっぱり、僕の勝ちだー!」
エントレインメント「フッ。」
神風「じゃあ、お約束通り攻撃だ!
北アフリカのhot wind! 極寒のcold wind! 」
エントレインメント「カエシ」
神風の出した、風がエントレインメントへ向かった。
だが、彼は腕を前に出して、一言。ぽつりと言っただけである。
風がエントレインメントに当たった。
チャオという、小さく小柄な体に当たった。
だが、エントレインメントは、まるで屁の河童とでも言うかのような顔をしていた。
そして、十秒後。
神風「っ!」
神風は吹っ飛んだ。
まるで、何か透明の弾丸でも食らった様だった。
神風「まさか・・・!透明な銃でも使ったの?!」
エントレインメント「いや。
僕が攻撃を弾いたのさ。いや、正確には腕が跳ね返してくれた。」
神風「何言ってるんだ!腕なんて何も・・・・・・・!」
神風は気づいた。エントレインメントの腕は確かにチャオの腕だ。
だが、その上に揺ら揺らと陽炎の様に見える巨大な腕に気づいたのだ。
神風「あ・・・ぁ・・・」
エントレインメント「前言撤回だ。やっぱり、子供は好きだ
僕の腕に恐怖するから。」