第59話・とんでも神社
とある神社の前
ディスク「確か、ここだな」
地図を見ながらディスクは言う。
忍刀「師匠いるでゴザルかな?」
立て札には『修羅刃神社』と書かれている。
ディスクと忍刀は、扉を開け神社入っていった。
読者も思っただろう。前回と話が繋がらないと。
それもそうだ。作者の陰謀により、先に中盤を書いてしまうという
システムを導入したからだ。別に、焦る必要はないのでご安心を!
そもそも、何故この二人組みが神社に来たのかというと
チョーカーが前回言ったように、斬撃唱団に武器の居場所を
探してもらい、偶然か、あの二人の武器が一緒の場所にあったのだ
だから、あの二人組みは一緒になって神社へ来たのだ。
『確か、ここは拙者の幼少時代に合宿修行していた場所でゴザル。確か、二人の師匠がいる筈でゴザルが・・・』
『マジでかっ!?なら、OKじゃ~んw行ってらっしゃ~い』
『何で、アイツハイテンションなんだ?』
忍刀「ディスク殿、二人の師匠はとんでもないチャオでゴサルぞ
一人は、忍びの達人でカラクリや忍法を駆使して
もう一人は、剣道などの刀使いで、瞬殺の剣技を使うでゴザル」
ディスク(だから、和風なワケか・・・
想像からすると温厚で優しそうなカンジだが・・・
やはり、ベタ小説だから無理させるような師匠なのか?)
二人が、扉の前で話していると声が聞こえた。
テイヤ ソイヤ オスァ テイヤ トウッ タァッ
フン ホォゥ テェア ハッ トウッ ダァァ
掛け声か、武道場特有の効果音かは判らないが
中では、とんでもない戦いがあるとわかった。
忍刀「・・・行くでゴザルぞ」
きぃ・・・ガタン
男A「何者だっ!?」
男B「侵入者だ!道場破りだ!」
男C「我等、鬼空手団に何用だっ!?」
巨体の男「まて、オマエ等。おい、そこの二人何の用だ!」
忍刀は、驚いていた。いつもは、静かで、暖かく?迎えてくれる
師匠がいなくて、見たことの無い空手道場をやっていたのだから。
ディスク「俺達は、このニンジャ男の師匠を尋ねに来た。
知らないか?」
巨体の男(あぁっ!?オマエは・・・?モモチャロウの部下の!
やっかいだな。モモチャロウの部下は百戦錬磨の槍使いと
言われているからな・・・)
「あぁ?そんな奴等知らないな!田舎にでも帰ったんじゃないのか!?
強すぎる相手がいてなwハハハハハハ!
それとも、オマエ等鬼道場に入門しに来たのか?」
シュッ(何かが、俊足で、ダッシュ☆)
忍刀「お主、嘘はよくないでゴザルよ?空手も、隙を見せたら
すぐに狙われるでゴザルぞ。」
忍刀は、空手家の巨体の男の背中に立ち
殺陣を構えているような体制になり、話しかけていた。
男の首元には、忍刀の刃があった。
眼は既に、本気の獣の眼だ。
忍刀「師匠を何処へやった!?吐け、その口で!
師匠の居場所を!言え!」
見事に、キレている。まるで、優等生が怒ったようだ。
巨体の男「ぐぅっ・・・知らん!本当に知らない!
だから、離してくれ!」
スッ
忍刀「違ったでゴザルか・・・。それは、すまなかったで
ゴザル。武士としての誇りが・・・」
巨体の男「とんだ迷惑だったぜ。」
忍刀「だが、お主。もし嘘を付いていたら、その時点で
・・・
殺すぞ。」
ディスクは間を空け、とんでもない言葉を発した。
眼は、獣の眼だ。
ディスク「ん?おぉ。」
ガタッ キィィィ
忍刀「ハズレでゴザったな・・・帰ろう。」
???「うぅぅぅぅ・・・」
ディスク「!?大丈夫か!?」
なんと、ディスクが発見したのは、扉の横の角に座っている
ボロボロの二人組みだった。所々には、傷を負っていた。
忍刀「師匠!?どうしたでゴザルか!?」