~第三十二話~「敵捜索」(忍者編)
~第三十二話~(忍者編)
あらすじ
図書館で『チャイビンクタウン』について調べていたブレイド達。
すると、外で大きな音がして、忍者が走ってきた。
忍者が言うには、敵の悪チャオが攻めてきたらしい。
そして六人は、悪チャオが現れたというところに向かった。
五人が落とし穴に落ちてしまっていたとき、忍者は、歩きながら考えていた。
忍者:「うーむ。一体どこから声が聞えておるのでござろうか。」
???:「た~す~け~て~く~れ~。」
とても小さい声で聞えてくる。
忍者:「またでござる。拙者の耳がおかしくなったのでござるか?」
???:「だ~れ~か~。た~す~け~て~く~れ~え~。」
また声が聞えた。
忍者:「一体、どこから聞えてくるのでござろう。」
忍者が考えながら歩いていると、ずいぶん先のほうに、穴らしきものが地面に開いていた。
忍者:「あそこから声が聞えているのでござるか?」
忍者は穴のほうに走っていった。
そして、穴の中をのぞいてみると、ブレイドが穴の中にいた。
忍者:「おぬし、そこで何をしているのでござるか?」
ブレイド:「ん、誰かの声が聞えたような。」
ブレイドはそういうと、上を見てみた。
すると、忍者が不思議そうに見ているではないか。
ブレイド:「あ、忍者。ちょうどいいところにきた。助けてくれ。この周りの土だと登れないんだ。」
忍者:「わかったでござる。それっ。」
忍者は偶然そばに落ちていた長いロープをブレイドに向かって投げた。
ブレイド:「サンキュー。助かるぜ。」
ブレイドは、縄を持って、土を足場にしてどんどん上っていった。
ブレイド:「ふー。助かった~。」
ブレイドが何とか穴から脱出した。
忍者:「ところで、何で穴の中にいたのでござるか?」
ブレイド:「いや~。疲れていたから、目の前にあったフルーツがたくさん乗っているかごに触ると、急に落とし穴の中に落ちちゃったんだ。」
忍者:「なるほど。」
ブレイドと忍者が話しているとき、近くにある木の上では、悪チャオ達が作戦の準備をしていた。
この後、一体どうなるのか。
そして、残る落とし穴に落ちた四人はどうなるのか。
第三十三話に続く。