~第二十二話~「不思議な祠(前編)」
~第二十二話~
あらすじ
祠に行くために、チャルンの家を出たブレイド達。
しかし、祠に行くには、住民票がなくてはいけなかった。
だが、護衛チャオが、「どうしてもというのなら、この私を倒してみろ」と、行ったので、チャピオカが、本当に倒してしまった。
そして、ブレイド達は、祠に続く道を歩いている。
ブレイド:「チャルンは一体どこまで進んだんだ?」
チャロ:「さあ?」
チャピオカ:「しゃべってないで、さっさと歩いたらどうだ?」
チャピオカは、ブレイドとチャロよりも、相当前にいた。
ブレイド:「あ、待てよこら。」
チャロ:「ま、待ってー。」
ブレイドとチャロは、急いで走った。
そして、二分ほど歩いた。
ブレイド:「あ、チャルン。」
チャルン:「あ、ブレイド君にチャピオカ君にチャロ。よくここまでついてこれたね。」
ブレイド:「ああ、チャピオカが、あの護衛チャオを気絶させちゃったからな。」
チャルン:「な、なるほど。」
チャロ:「ところで、祠までは後どれくらいかかるの?」
チャルン:「もうすぐだよ。」
ブレイド:「じゃ、走っていくか。」
チャピオカ:「上等だ。」
チャロ:「ちょ、ちょっと。」
ブレイド:「とりゃっ。」
ブレイドが走り出した。
チャピオカ:「負けるか。」
チャピオカも走り出した。
チャロ:「あ、ちょ、ちょっと待ってー。」
チャロも急いで走り出した。
チャルン:「ちょ、ちょっとー。」
チャルンもあわてて走り出した。
そして、一分経った。
ブレイド:「ふー。やっと祠についたぜ。」
チャピオカ:「とにかく、二人が来るのを待つか。祠の前に誰かいるみたいだしな。」
ブレイド:「そうだな。」
そして、一分後・・・
チャロ:「ハアハアハアハア。二人とも・・・ハアハア・・・早すぎるよ。」
チャルン:「ハアハア・・ほんとほんと・・ハアハア。」
ブレイド:「なあチャルン、祠の前に誰かいるんだけど、あれ誰だ?」
チャルン:「ハアハア・・ど、どれ?」
チャルンが祠の前を見た。
そこには、グリーンのチャオがいた。
チャルン:「え、誰だろう。」
チャロ:「すみませーん。」
???:「はい?どちらさまでしょうか。」
チャルン:「あ、君は、チャルア?」
チャルア:「そうよ。ってあなたチャルン?」
チャルン:「何だ、チャルアだったのか。で、どうしてここに?」
チャルア:「チャルンこそ、どうしてここに?」
チャルン:「ちょっとわけありでね。」
しかし、隅っこで、チャルン以外の三人は、小声で話し合っていた。
ブレイド:「もしかして俺たち、忘れられてる?」
チャピオカ:「そのようだな。」
チャロ:「確かに。」
一体、チャルアとは、何者なのか(オイコラ)。
後編に続く。