~第十九話~「チャルンの家」
~第十八話~
あらすじ
たくさんある罠を何とか越えたブレイド達。
しかし、この後にも罠がないとは予測できない。
そんなことは気にせずに、ブレイド達は、また歩き始めた。
ブレイド:「これで全員登りきったな。」
ブレイドが確認すると、四人は、また歩き始めた。
そして一分ぐらい歩いた(短っ)。
チャルン;「ここが、僕の町です。」
ブレイド:「おお~。」
ブレイド達の目の前には、大きな広い土地の中に、家が何十軒も建っている風景だった。
チャロ:「すごいなー。」
チャピオカ:「広いな。」
チャルン:「僕の家に案内します。」
チャルンが、走っていった。
チャロ:「まってよ~。チャルンくーん。」
チャロも追いかけるように走っていく。
ブレイド:「早すぎなんだよ~。」
と、言いつつ、ブレイドも走って行った。
チャピオカ:「まったく。」
チャピオカも走り出した。
チャルン:「ここが・・・ハアハア・・僕の・・・ハアハアハア・・家です。」
チャルンが、息を切らしている。
チャロ:「早すぎるよ・・・・ハアハアハア。」
チャロも息を切らしている。
ブレイド&チャピオカ:「ゼエゼエゼエゼエ・・・ハアハアハアハア。」
ブレイドとチャピオカは、チャロとチャルンの二倍ぐらい疲れている。
チャルンの家は、二世帯住宅の、二階建てである。
チャルン:「どうぞ。入ってください。ただいま~。」
チャルンが、家の中に向かって言った。
すると、家の中から、
チャルンの母:「お帰り~。」
と、言う声がした。
三人(チャルン以外):「お邪魔しま~す。」
チャルンの母:「あら、お友達?いらっしゃい。」
チャルン:「じゃあ僕は、僕の部屋にいるから。」
チャルンの母:「わかったわ。」
そして、ブレイド達は、階段を上って、二階に行った。
チャルン:「ここが、僕の部屋です。」
チャルンの部屋は、割とかたづいていて、机と、イスと、タンスと壁についているクローゼットぐらいしかなかった。
ブレイド:「結構きれいだな~。」
チャルン:「じゃ、早速、僕の家のすぐそこにある、祠の話をするね。」
ブレイド:「ああ。」
チャルン:「あの祠は、どうやら、いろんな封印をした場所らしいんだ。」
チャロ:「いろんな封印って?」
チャルン:「悪い霊の封印とか、強すぎる剣の封印とかね。」
チャロ:「ふーん。」
チャルン:「そして、その祠には、封印を解く力もあるみたいなんだ。」
ブレイド:「じゃ、早速行ったほうが早いんじゃねーのか?」
チャルン:「そうなんだけど、そこに行くには、この村の住民票を見せなきゃいけないんだ。」
ブレイド:「どうしてだ?」
チャルン:「前に旅をしてこの町にきた誰かが、禁断の術の封印を解こうとしたんだ。」
ブレイド:「なるほど。それでか。」
チャルン:「さらに、そこに入れるのは、朝だけなんだ。」
ブレイド:「なるほど。確かに今は夕方だな。」
チャルン:「と、言うわけで、明日まで待たないといけないから、今ここで説明したんだ。」
チャロ:「なるほど。じゃあ、僕達はどこで寝ようか。」
チャルン:「ここでいいよ。ちゃんとお母さんに言っておくから。」
ブレイド:「じゃ、ここは、チャルンの言葉に甘えて、ここにとまろう。」
チャピオカ:「別にかまわないが。」
チャロ:「僕も別に。」
チャルン:「じゃあ、お母さんに言ってくるね。」
そういうと、チャルンは、階段を降りて、お母さんと話をしていた。
そして、五分ぐらいしたら、チャルンが戻ってきた。
ブレイド:「どうだった?」
チャルン:「いいって言ってたよ。」
チャルンがうれしそうに言う。
チャロ:「よかった~。」
ブレイド:「じゃあ、夕ご飯まで何していようか。」
チャルン:「じゃあさ、四人でこれやらない?『チャオスポーツ2003』って、言うゲームなんだけど。」
ブレイド:「やらせてやらせて。」
チャロ「僕もやりたいな。」
ブレイド:「じゃ、決まりだな。チャピオカ、いいだろ?」
チャピオカ:「別にいいが。」
ブレイド:「よし。決まりだな。」
四人は、ゲーム(GC)のコントローラーを持って、準備をした。
コントローラーは、
1P チャルン バイオレット
2P ブレイド バイオレット&クリア
3P チャロ オレンジ
4P チャピオカ ブラック
と、なった。
そして、ゲームが始まった。
チャルン:「じゃあまず、何のスポーツをやる?」
ブレイド:「俺はサッカーがいいな。」
チャロ:「僕は何でもいいよ。」
チャピオカ:「俺も何でもかまわない。」
チャルン:「じゃ、サッカーに決定だね。」
チャッチャラッリラ~
チャルン:「じゃあまず、チームを選んで。」
ブレイド:「じゃあ俺これ。」
チャロ:「あ、それ僕がほしかったのに~。」
チャルン:「早いモンがちだよ。じゃ、僕はこれ。」
チャロ:「ああ。それも狙ってたのに~。」
チャピオカ:「俺はもう決まったぞ。」
三人(チャピオ