~第十三話~「チャロの友達」
~第十三話~
あらすじ
チャロが襲われたとき、敵が持っていた地図を、いろんな方法で見ようとしたが、まったく無理だった。
その意味不明な地図の本当の意味を知るため、この町にいるという、地図博士の家に行った。
しかし、地図博士の家にいったのはいいものの、出てきたのは、一人のチャオだった。
???:「はい。どちらさまでしょうか。」
玄関からは、一人のチャオが出てきた。
チャロ:「チャ、チャルン君?」
チャルン:「そうだけどって、チャロじゃないか。久しぶりだな。」
チャロ:「そうだね、なんたって、三ヶ月前に引っ越したんだから。」
チャルン:「そうだよな。」
チャロ:「でも、どうしてチャルン君がここに?」
チャルン:「いや、久しぶりにチャロんちに遊びに行こうとしてこの町まで来たんだけど、なんか悪そうなチャオ達がこの町を破壊してたもんだから、一匹やっつけたら、変な地図を持っていて、地図博士に聞けばわかるかなあ、と、思って。」
チャロ:「なるほど。で、地図博士は?」
チャルン:「それが、どこにもいないんだ。」
チャロ:「ええっーー。」
ブレイド:「何だって!」
チャルン:「ところでさ、チャロの後ろにいる二人のチャオは誰?」
チャロ:「あ、紹介がまだだったね。右側が、ブレイド君で、左がチャピオカ君。」
ブレイド:「ブレイドだ。」
チャピオカ:「チャピオカだ。」
チャルン:「僕はチャルン。よろしく。」
ブレイド:「ところで、こんなところで話し合ってないで、地図博士を探さなくていいのか?」
チャルン:「さっきすみからすみまで探したんだけど・・・」
チャピオカ:「いなかったのか?」
チャルン:「うん。」
ブレイド:「しょうがない。しばらく待つか。」
チャピオカ:「そうするしかないな。」
四人は、地図博士の家に入っていった。
家の中には、たくさんの部屋があり、どの部屋にも、本棚が五つ置いてある。
ブレイド:「すげー。」
チャピオカ:「すごいな。」
二人は辺りを見回していた。
と、そのとき、
ガチャッ
ドアが開いた。
一体誰が来たのだろうか。
第十四話に続く。