~第十話~「やってしまった事」

~第十話~

あらすじ

十人の敵に囲まれたブレイド達。

しかし、敵が、「強い」と、言った後に、チャロが恐ろしく変化(?)してしまった。

そして、変化(?)したチャロは、十人の敵を一分もかからずに、倒してしまった。

バトルが終わったあと、チャロは、知っていることを語りだした。


チャロ:「あ、またやってしまいましたか。」

チャピオカ:「どういうことだ?」

チャロ:「いや、ちょっと前にも、こんな様なことがあったんです。」

ブレイド:「ま、前に、前にもあ、あった、のか?」

ブレイドは、まだ腰がぬけている。

チャピオカ:「いつまで腰がぬけてんだよ。ブレイド。」

ブレイド:「ははは・・・」

チャピオカ:「ところでチャロ。」

チャロ:「何?」

チャピオカ:「さっきの続き。」

チャロ:「あ、そうでした。前に似たようなことが起きた日も、大勢の敵が襲ってきたんです。」

チャピオカ:「それで?」

チャロ:「相手の一人が強いといった後、気がついたら敵が倒れてて。」

チャピオカ:「もしかして、その間の記憶がないのか?」

チャロ:「はい。そして、その敵を倒した後に、何回も同じような敵が襲ってきたんです。」

チャピオカ:「そうか。何回もきた同じような敵って、一番最初のやつに似てるのか?」

チャロ:「似てることは似てるんですが・・・」

チャピオカ:「どうしたんだ。」

チャロ:「襲ってきたすべてのチャオが、皆同じ場所の地図を持っていたんです。」

チャピオカ:「あ、そう。ところで、そのチャオ達が持っていた地図は?」

チャロ:「僕の家にありますけど・・・」

チャピオカ:「じゃあ、お前の家に案内しろ。」

チャロ:「いいですけど・・って、家が壊れてるかもしれないじゃないですか。あ、そうだ、お母さんとお父さん、生きてるかな・・・」

ブレイド:「きっと生きてるさ。な。」

チャピオカ:「やっと話し合いに参加したか。」

ブレイド:「何だと!」

チャピオカ:「そのとおりだろうが。さっきまで腰がぬけてたくせに。」

ブレイド:「うっ・・・」

チャロ:「と、とりあえず、僕の家に案内します。ついてきてください。」

二人:「おお。」

歩いてから二分(はやっ)・・・

チャロ:「あ、ここが僕の家です。」

チャピオカ:「少し沈んでるな。」

ブレイド:「三階建てか。いいなあ。」

チャピオカ:「お前んちだって二階建てだろ。」

チャロ:「まあ、入ってください。」

二人:「お邪魔しまーす。」

三人は、チャロの家へ入っていった。

チャロを襲ったチャオが持っていた地図とは。

第十一話に続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第93号
ページ番号
12 / 60
この作品について
タイトル
チャオ達の旅
作者
ハイパーカオス
初回掲載
週刊チャオ第90号
最終掲載
週刊チャオ第123号
連載期間
約7ヵ月20日