第23話 チャオリンの朝市お買い物♪

☆前回のあらすじ☆
チャーニャを何とか倒したチャオリン。
更に盗賊いぢめも満喫して良いことづくし!
しかし、それが長く続くとは限らない・・・・・・のか?


ちゅん・・・ちちゅんちゅん・・・・・・
朝・・・・・・か・・・・・・。
昨日、チャーニャを倒したあと、あたし達はそそくさとニンニンの家に帰っていき、
クレイティアさんをたたき起こし傷の手当てをしてもらった後、再びベッドに飛び込んだのだ。

チャオリン「む~~~~~~・・・・・・・・・。」

まだ、よく目が開かない・・・。
寝不足ね。お肌の美容に悪いのよね。
未だに開かない目のままチャオランのほうをふと見やる。
チャオランは昨夜と同じように、すーすー寝息を立てて寝ている。
はわわわわ・・・・・
あたしはあくびを1つして、自分の目をこじ開け、ベッドから降りた。

チャオリン「ん・・・・・ぁ・・・・・」

そして大きく伸びをした。さて、散歩にでも出るかな。
あたしはぽてぽてと外に出る。
――――!!!!!
あたしはその場に硬直した。なにせ、ニンニンの家の周りの木がズタズタになっていたり、
あるいは砕かれていたりするのだ!!

チャミダマル「~・・~~アストラル・ヴァイン!!」

ふぉん
チャミダマルの持つ大剣からほのかに赤い光が放たれる。
そして・・・

チャミダマル「うぇあ!!」

ばぐんっ
チャミダマルの大剣が近くの木をこなごな―――とまではいかなくとも、砕け散った。
――――そうか・・・チャミダマルが練習してたんだ・・・。

チャオリン「やー、おはよー。」
チャミダマル「おー、チャオリン。もう平気なのか?」
チャオリン「うん!もうバッチリ!」

もちろんチャミダマルもその時は起きてたので、事態の理解はしてある。

チャオリン「にしてもすごいわねー。ここまで木をズタズタにするなんて。」
チャミダマル「はっはっはっはっは。」
チャオリン「ふっ、でも、まだまだあたしの足元にも及ばないわね。」
チャミダマル「んがぁぁぁ!!!」

などと、チャミダマルをからかって遊んでいると、

クレイティア「こら、まだあまり動かんほうがいいぞ。」
チャオリン「あ、クレイティアさん。」

クレイティアさんが現れた。
・・・・・いや、だからどーしたとか言わないでね。

チャオリン「ふわぁ・・・ぁ、さて、散歩にでも行くかな。」
チャミダマル「あ、俺も行く!」
チャオリン「そ。じゃ、行きましょ。」

あたしたちはチャリムゾン・タウンのほうへ歩き出す。

クレイティア「・・・・・・・・・・・・・・・・」

続く
次回!!・・・・・・下を見てください。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第29号
ページ番号
32 / 40
この作品について
タイトル
チャオ‘ズ・ベンチャー
作者
LOCK
初回掲載
2002年7月10日
最終掲載
週刊チャオ第45号
連載期間
約6ヵ月5日