第22話 決戦その①(後編)
上の続きです。
チャーニャ「く・・・」
――――!!
まさか!?チャーニャは腹に魔力を叩き込まれてなお、立ち上がったのだ。
その瞳からは憎悪の色が濃くでている。
チャーニャ「―――――シャインスラァァァァッシュ!!!」
ビシャアァァァァァァ!!!
凄まじい光があたしの目を襲う!
しまった・・・目が・・・・・・・
―――!!!
瞬間、右肩に焼ける様な痛みがあたしを襲う。
続いて今度は左腕、更に右の脇腹にまで!!
チャオリン「く・・・ぁ・・・・・・」
あたしはうめいてその場に膝をつく。
と、光が消えてあたりが見えてきた。
そしてあたしの目に飛び込んできたのは、いまだにまぶしそうにしているチャインと
赤く染まった自分の爪をなめているチャーニャの姿。
よく見ると、あたしの右肩、左腕、更に右の脇腹が赤く染まっている
どーやら、あたしが光で目がくらんでる隙にあの爪で切りかかって来たのか。
しかし、相手も相当のダメージだろう。足元がふらついている。
おそらく次の攻撃が最後だろう。
チャイン「チャオリン!!」
そのとき、今頃あたしの傷に気付いて声を上げるチャイン。
チャオリン「だいじょ−ぶよ。」
チャイン「だいじょーぶって、血がだくだく出てるじゃないか!!」
チャオリン「全部急所は外れてるからヘーきよ。」
しかし、ぶっちゃけけっこーキツかったりするのだ。
かるい吐き気があたしを襲う。
――――とにかく、とっとと終わらせるしかないか・・・・・・
この状況で闘いが長引けば不利になるのはあたし。
あたしはチャーニャに向かって呪文を唱えながらダッシュをかける!!
チャオリン「ヴィスファランク!!――ふっ」
あたしは術を発動させ、右の拳を繰り出した!!
チャーニャはそれを右側。
―――あたしから見て左側に避ける。
チャーニャ「ニャーーーーー!!!!」
チャーニャは狂気とも思える声をあげあたしに向かって左の爪を上から振り下ろす。
あたしはそれを何とか残った左手でガードし、そのまま左手でチャーニャの手首をつかんだ。
チャーニャ「にゃ・・・・・・」
チャオリン「ごめんなさい。あたしはまだ死にたくないの!」
ぼぐっ
そのままチャーニャをこちらに引き寄せ、2度目の拳を再び腹へと叩き込む!!
チャーニャ「にゃ゛・・・・・・・か・・・・・・・・・」
りー りー りー りー りー・・・・・・・・
チャーニャの小さな断末魔の悲鳴は虫の声にかき消された。
―――――こうして、夏も終わりの涼しい夜はふけていく・・・・・・・・・・・・。
作者がだらけなければ続く。
↑な、なんじゃこりゃ!?僕はだらけませんよー。
さて、来週は・・・・・・・・・・・やっぱチャインでしょうか?
それともチャミダマルでしょうか?どちらを活躍させましょう?
誰か教え・・・(がすっがすっがすっびし ばきゅーんっごりっごりっごりっ)