第21話 チャオリンの盗賊いぢめ(後編)(ちゅどーん)
上の続き・・・・・・・です。
チャオリン「助けてえぇぇぇぇぇ!!!」
チャオC「な、なに!?誰だ、てめえは!?」
チャオリン「あ、あたし、今この森で迷ってて、洞窟の前にいたチャオ達のうちの1人に水を頼んで
片方のチャオが水を取りに行っているあいだに
なにか黒い影がもう片方のチャオに襲いかかって、倒れちゃったんです!!すぐに行ってあげてください!」
チャオD「わ、わかった!ボス!一緒に来て下せえ!!」
ボス(?)「よし、わかった!行こう。おっと、おまえはその女と一緒にいてやれ。」
チャオC「へい、わかりやした。」
ボスと呼ばれたチャオはなかなかかんろくのあるチャオである。
そのボスはチャオC(名前知らないし)にそういうと、どたばたと洞窟の入り口へ走っていった。
やっぱ盗賊よねー。下心丸出し。あたしがいくら可愛いからって・・・・・・おっと、
とっととやることすまして帰らねば!
よく見ると奥のほうにお宝が・・・♪
あたしはじ~っとこっちを見続けているチャオCに歩み寄り、
チャオリン「あの~・・・」
チャオC「え?なに♪」
チャオリン「ちょっと・・・寝てて。」
ごすっ
・・・・・はい、お終い。
あ、あっけないなぁ・・・
などと思いつつ、あたしの手は、もくもくとお宝をザックにつめ続けている。
×××「お~い。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・げ・・・
あたしはゆっくりと振り返る。
そこには予想した顔が・・・・・・・・・・。
チャオリン「や、やー、チャイン、奇遇ねー。もしかしてあなたも盗賊いぢめ?」
チャイン「ちゃうわい!トイレから出てきたら、ちょうどおまえさんが玄関から静かに出て行くのを見かけたんで、
後をつけてみれば、これかよ・・・。」
チャオリン「あ・・・あははははははははははははは。」
チャイン「笑ってごまかそうとしてるな・・・。」
もちろん、チャインと話をしてる間にもあたしの手は『勝手に』お宝をザックにつめ続けている。
チャイン「とにかく、帰るぞ。」
チャインがあたしの腕を引く。
チャオリン「あ、ちょ、ちょっと待って。」
チャイン「あん?」
チャオリン「このまま出て行ったら盗賊たちに見つかっちゃうわ。
~~~・・・・~」
あたしの片手に野球ボールくらいの光の玉が現れる。
チャオリン「・・~~~~ファイアー・ボール!」
あたしは片手の火球を洞窟の外におもいっきしぶん投げる!
そしてしばらくすると、
づごぉぉぅうん!!
ファイアー・ボールが爆発。そして、
『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!』『ひぃえええぇぇぇぇぇぇ!!!』『おかあぁちゃあぁぁぁぁぁぁんん!!!』
だとか叫び声が聞こえてきた。
よし!OK!
チャオリン「さ、さ、行きましょ。」
チャイン「おまえ・・・・・・非道な・・・」
なぁ~んかチャインが言ってるけどムシ!
あたし達は急いで洞窟を飛び出し、(わ~、みんな焦げてる♪)しばらく走っていたら・・・・・・
気配を感じた。前にも感じたことのある、気配・・・。
チャリン「チャインは手を出さないで。『彼女』は、あたしの相手よ。」
チャイン「ああ。」
チャオリン「さ。早く出てきなさい!隠れても意味ないってわかってるんでしょ。」
あたしのその声と同時に、そのチャオは姿を現した。
もしかしたら続く(蹴蹴蹴)
さて・・・・・・・・・
誰でしょう。(殴殴殴)