第17話 合流(前編)

☆前回のあらすじ☆
チャオリンの体には伝説の『赤の竜神の騎士(スィーフィードナイト)』の魂が宿っていた!
そして同時にダグルチャオの体に宿った『魔王レゾ』の魂を打ち砕くため、
チャオリン、『竜の王(ドラゴンロード)』のクレイティア、そしてニンニン(最近影が薄い)は、
チャインとチャミダマルの待つニンニンの家へ歩き出した。

帰り道はダグルチャオの襲撃もなく順調だった。

チャオリン「ところでクレイティアさん、あなた達ドラゴン族は、見んなあそこに住んでいるようですけど、
      食べ物はどうしてるんですか?」
クレイティア「食べ物・・・我々ドラゴン族は、自然のエネルギーを吸収していてな、
       食べ物が必要なのは、子供のときだけなのだ。」
チャオリン「あぁ、そーなんですか。」

なるほどなっとく。
だから、ドラゴン種族は今もなお絶滅していないのか。

~~~~~~~~~~そして数日後・・・。~~~~~~~~~~~~~~~

ニンニンの家に着いたあたしたちが最初に見たものは・・・

ニンニン「!! あ~~~~~~!!!せっしゃの家にコゲがーーーぁ!!切り傷がぁーーーーーーー!!」

傷だらけ、コゲだらけのニンニンの家だった。
・・・・・・・・・・はっ、チャイン!チャミダマル!
あたしはショックでえぐえぐ泣いているニンニンをよそに、ニンニンの家に駆け込んだ。
玄関をくぐり、まっすぐ進み、トイレを横切り、リビングを左に曲がり、チャイン達の眠っている寝室へと走る!
そして・・・・・・
出かけるときと変わらずベッドに寝ているチャイン。
チャミダマルは何処に・・・?
! ま、まさか!
ふきつな予感が頭をかすめる。
その時、
ジャーーー・・・・・・
・・・ガチャ・・・・・

チャミダマル「おぉ、チャオリン、帰ってたのか。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(怒)
スパァァァァァァァァァン!!
あたしはトイレから出てきたチャミダマルに手にしたスリッパで雷光のツッコミを入れる!

チャミダマル「いった~~~!なにすんだよいきなり!?しかもそのスリッパなに!?」
チャオリン「ふ、どーせ作者がいつかはこーいう無駄なネタを使うと予想して前の宿からかたっぽだけパクッといたのよ!」
チャミダマル「か、かたっぽだけ・・・・・・」
チャオリン「そーよ!・・・・・・はっ、そうだ、クレイティアさーん、ここです、早く来てくださーい!」

あたしは大きな声でクレイティアさんを呼んだ。
そしてほどなくクレイティアさんが歩いてくる。

チャオリン「このチャオです。何とかなりますか?」
クレイティア「ふむ・・・かなりひどい傷だな。よし、やってみるか。」

言ってクレイティアさんは、チャインのおなかあたりに手をかざす。
すると、なにやら青白い光がクレイティアさんの手から放たれる。
・・・あんまし体に良くなさそう・・・・・・。
と、思ったが、チャインの体の傷はホントに見てるうちに治っていった。
ついでに顔についてた1つだけのニキビも。

クレイティア「・・・・・・ふう、これでもう大丈夫だ。あとは2、3日もすれば目を覚ますだろう。」
チャオリン「ありがとうございます。」
チャミダマル「なあ、チャオリン、このおっさんは?」

びすっ

チャオリン「おっさんゆーな!」

あたしはチャミダマルにチョップをかましながら言った。

チャオリン「この人はね、あのゴールドドラゴンの『竜の王(ドラゴンロード)』なのよ!」
チャミダマル「ド・・・ドドドドドドドドドドドラゴンロード!!??」

へー、チャミダマルも知ってんだ。ちょっとびっくり。

チャオリン「そう。で、あたし達はドラゴンマウンテンにまで行ってきたのよ。」
チャミダマル「なぁにーーーーーー!!??いいなっいいな俺も行きてー。」
チャオリン「はいはい、ムリムリ、そいで・・・・・」

~~~~~説明中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
下に続く・・・。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第25号
ページ番号
21 / 40
この作品について
タイトル
チャオ‘ズ・ベンチャー
作者
LOCK
初回掲載
2002年7月10日
最終掲載
週刊チャオ第45号
連載期間
約6ヵ月5日