第五話 ロブの街Ⅱ 装備
キイラ「お願いできますか。」
ナラ婆「よろしい、君たち二人の分も作るよ。」
キイラ「ありがとうございます・・ほら、お前たちも・・」
チャオン&ギアス「ありがとうございます。」
ナラ婆「じゃあ・・」
キイラ「すいません。」
ナラ婆「何じゃ、話の途中に。」
キイラ「すいません。」
ナラ婆「ふんふん回復薬がほしいのであるな。」
キイラ「ハイ。」
ナラ婆「よし、装備と一緒に作っておきます、また明日取りにいらっしゃい。」
三人「ありがとうございます。」
そうして三人は店を出た。
ギアス「何だあの婆さん、お前が言いたいことお前が言う前に言ってたじゃねえか。」
キイラ「月始<ムーンスタート>の能力を持っている・・。」
チャオン「何それ。」
キイラ「人のいいたい事が四秒前に分かる能力、一昔前はひどい差別を受けていた。」
ギアス「だからあんな人気の無い路地裏に・・・。」
チャオン「それよりダマスカノンの塔って?」
ギアス「向こうのほうに薄く山見たいのがあるのが見えますか?」
チャオン「うん、良く見える、あれって山?」
ギアス「あれがダマスカノンの塔です、あれ登るんです、あれは塔です。」
チャオン「あれを登るの?」
ギアス「ハイ。」
キイラ「別名、天峰の塔。あそこの上層階には、伝説の鼠チュランチュラがいるらしい。」
チャオン「ふーん。」
ギアス「ね・・鼠!!」
キイラ「なんだい、鼠が怖いのか?」
ギアス「ま・・まあ。」
キイラ「今日はここで一泊するぞ。」
そして三人は宿へと入っていった。