~MISSION&BATTELE~第二話

先週言い忘れましたが、前回からは 序章が終わり本編?みたいな感じですすめていこうかなと。
だから HPクリックで『~MISSION&BATTELE~』の一話のほうへという感じで。
では、そゆことで。

とりあえず横でぎゃんぎゃん騒いでる二人はシカトしてマーズは話を始めた。

「ココはだな、まぁ いうなればチャオだけの世界ってやつだ。」
「チャオだけの?」
「あぁ。他の国とかじゃ チャオを育てることに飽きてチャオを捨ててしまう奴がいるんだ。
そんなチャオたちの為に作られたのがココ、『チャオガーデン』だ。」

『チャオの庭』とは言ってはいるが、実際は結構・・・ていうかかなり広いらしい。

「ほぉ~・・・で、なんで俺たちをココに連れてきたんだ?」
「あ・・・あはは・・・」
「その事についてはあたしが説明するわ!」

   どんっ
引きつった笑いをするマーズを突き飛ばしながら今度はチャオリンが話し始めた。
ちなみに さっきまで口ゲンカしていたアサルトは・・・・・・向こうでのびていた。

「・・・・・・」
「? どうしたの?」
「(今までチャオリンはカワイイやつだと思っていたが・・・そーきたか。)」
「ま、いいわ。あなた達をココに連れてきたのは この世界で1つの大会が開催されるからなの。」
「大会?」

基本に忠実な聞き返しをするマジク。

「やかまし。」

その頃 アサルトは ようやくよろよろと立ち上がってきた。
マーズもチャオリンの隣に並ぶ。

「ええ。年に一度、ガーデン内のさまざまな場所で予選が開かれるの。
 で、それに通ったものがあの町、ナチュラルシティで本線に進出することが出来るのよ。」

そう言ってチャオリンは先ほどマジク達が見た町を指す。(指はないが。

「なるほどな。で、なんで俺たちが・・・・・・ナチュラルシティ?」>(・□・||||)?
「ん?どーしたの?」
「あんだ?どーした、マジク。」

横からアサルトが問いかける。
すると、何かに気がついたのかマーズが話し始める。

「あぁ、そーいえばこいつらにはまだそこまで説明してねぇよ。」
「あんたねぇ、そーいうことは先に話しとくもんでしょ!」
「おまえが突き飛ばしたんじゃねぇか!」
「う~ん、聞こえないわねぇ!」
「~~~おまえはぁ・・・」

今度はチャオリンと口げんかを始めるマーズ。
あぁ、話が進まん。ほれ、話を進めろ進めろ。

「うるさいわね!まぁいいわ。とりあえず込み入った話はアタシの家でしましょ。」
「あぁ、そーだな。」
「待て!どーいうことだか わからんぞ!おい マジク!教えろ!」

なにやら再び騒ぎ出したアサルトは無視してマジク達は『ナチュラルシティ』へと足を運んだ。

「ま、そんなもん・・・」
「じゃねぇだろよ!」

マジクの呟きをさえぎり アサルトが突っ込みを入れてくる。

◇◆◇てなことで街◇◆◇

「さ、着いたわよ。」
「・・・着いたわよっていうか、っていうか、っていうか・・・」

マジクはただ呆然とつぶやくだけだった。

「あ、おまえンちじゃんよ。」
「・・・っていうか、っていうか、っていうか・・・」

無神経なアサルトのセリフにもマジクは反応しない。
チャオリンが自分の家だと連れてきたのは どっからどー見てもマジクの家だった。
マジクの家だけではなく、それまでに通った道や家々もみな全てマジクとアサルトの見慣れた光景だった。

「まぁ、詳しい話は中で話すから、ほら、入って入って。」
「・・・っていうか、っていうか、っていうか、っていうか・・・」
「ほら、行くぞ。マジク。」

家の中へ消えていくチャオリンとマーズを追いかけようとアサルトがマジクの腕を引っ張っている。
そのアサルトは 意外と冷静にマジクを先導する。
マジクも呆然としたまま家の中へ入る。
やはり家の中もマジクの家と間取りは同じであった。

「はい。ココがアタシの部屋。」

チャオリンが入った部屋は 予想通りというかなんと言うか、マジクの部屋だった。

「・・・っていうか・・・や、そこ俺の部屋。」
「何言ってんのよ。あっちの世界と こっちの世界じゃいろいろ違うのよ。」
「・・・何『あっちの世界』ってのと『こっちの世界』って?」
「あ、そーそー、そのことから話し始めなくちゃね。マーズ、話しといて。」
「はぁ!?何で俺が!?」
「・・・ねー♪」

なにが『ねー♪』なのかは解らないが、チャオリンの目に完全に怯えたマーズはこくこくとうなずく。
チャオリンはにっこりと笑った後、そのまま立ち去っていった。
とりあえず 適当なところへと座らせてからマーズは話を始めた。

「まぁ、なんだ。ココは『裏の世界』とでもいうのか。」
「・・・あー、なんか裏っぽい。」
「どこがだよ!」

   ばしっ
意味の解らないボケをかますアサルトに突っ込みを入れ、
マジクは再びマーズと向き合った。

「はい、で?」
「え、あぁ、で、『裏の世界』っていうのは見た目は完全にマジク達の世界なんだが
 中身が俺達チャオの世界になっているんだよ。」
「・・・えーっと・・・」
「・・・つまらんボケをかましたら また はたくからな。」
「・・・・・・つまり 人間の世界がそのままチャオの世界に移転したみてーな感じか。」
「ん、まぁ、そんなもんだろう。」

    づどぉん!
続く。
あぁ、話がなかなかすすまない!
どーしましょ?(核爆

このページについて
掲載号
週刊チャオ第70号
ページ番号
5 / 6
この作品について
タイトル
CHAO STORY
作者
LOCK
初回掲載
週刊チャオ第65号
最終掲載
週刊チャオ第71号
連載期間
約1ヵ月12日