第5話
大輔「え~前回わけのわからないままいきなり変なバトルに巻き込まれた俺達なんですが、これからどうしたらいいんでしょうか?」
明雄「知るか。」
彩香「え~と私達人間は何をしろと・・・?」
バルク「おめぇらは避難でもしてろ!」
大輔「でもどこに避難すりゃいいんだ!」
彩香「そうよ!あの敵らしき軍のせいで街がボロボロなんだから!」
明雄「ボロボロの街のほうがかえって隠れる場所が多いもんなんだよ。」
大輔(でた!オタク知識!)
彩香「なるほど・・・」
大輔「でもそういうのって廃墟とかだろ?今襲われて炎に包まれてるとこにどうやって隠れろってんだ!」
マイン「まかせて!ウォーターキャノン!」
マインが燃えている家に向かって巨大な水の塊を放った。
その水で家の炎は消えた。
明雄「おお!さすがは水!」
大輔(ヒソヒソ)「でも普通は蒸発するんじゃ・・・」
彩香(ヒソヒソ)「忘れたの?あたし達はゲームの中にはいったのよ。」
大輔「こんなゲームがあるわけねぇだろ!」
明雄「どうした?」
大輔「いや・・別に。それより速く隠れるぞ!」
明雄「おう!」
三人はマインが炎を消した建物の中に隠れた。
バルク「でかしたぞマイン!」
マイン「僕らはあの三人を守らないといけないんだから当然だよ。」
ルセア「でも・・・」
二人「?」
ルセア「一つだけ火のない家って・・・不自然じゃ・・・」
二人「あ・・・」
その頃三人は・・・
大輔「一つだけ火がないって不自然じゃね?」
同じことに気づいていた。
明雄「まぁなんとかなるだろ。」
彩香「ならないとおもうんだけど・・・」
そして・・・
敵兵「おい!あの家だけ火がついてないぞ!」
やっぱりね♪
バルク「やべぇバレタ!」
ルセア「やっぱり~」
マイン「全員やっつけなきゃ!ビッグウェーブ!」
マインが作った大きな波が敵を飲み込み、周囲の家の炎も消した。
ルセア「シャインボール!」
ルセアが小型の太陽を作り出して敵の軍勢の中に放った。
敵兵「うわ!まぶし・・・ぐわっ!」
シャインボールが通った所にいた敵はシャインボールに網膜を焼かれてさらにシャインボールに潰されていった。
バルク「いつも思うがとても光属性のわざに見えないんだけど・・・」
マイン「うん・・」
ルセア「そ・・そんなことよりあの三人を!」
バルク「おっとそうだった!いくぜ!」
???「まて。」
バルク「?」
バルク達が三人の場所に向かおうと後ろを向いた瞬間、謎のチャオが空から現れた。
ゾール「我が名はゾール!」
バルク「知ってるよ。」
マイン「会うたびそれだね。」
ルセア「いい加減あきました。」
ゾール「ヌグゥ・・・まぁよい!今日はお前らに大切な仕事を与える!」
バルク「お前の部下でもねぇのに仕事なんかするか!」
ゾール「敵のお前らにしかできない仕事でな。とある実験のモルモットになってもらう!」
マイン「実験?」
ゾール「そうだ!行け!ワーム!」
ゾールがそういうと地面から巨大なミミズのような生物が現れて三匹を縛った。
マイン「な・・何コレ!?」
バルク「く・・苦しい・・」
ルセア「この生き物は・・古代に封印されたといわれていた魔物の一匹、ワーム!」
ゾール「そうだ!我らのボスは魔物たちの解放に成功したのだ!そしてその魔物からできたこの薬をお前達に飲ませれば・・・フフフフフ・・・ハーッハッハッハッ!」
バルク「そんなの飲みたくねーー!!」
ゾール「それは無理だ。全員に飲んでもらう。」
マイン「いやだ~!いやだ~!」
そのころ人間三人組は・・・
大輔「・・・静かになってねぇか?」←音聞こえてない
彩香「そうね。」←同じく
明雄「よし!でるか!」
彩香「そうね、ルセア達が心配だし。」
大輔「なんかいやな予感がするが・・・」
三人が外に出ると・・・
大輔「なっ!バルク!マイン!ルセア!」
バルク「だ・・・大輔!何で出てきたんだ!」
マイン「みんな逃げて!」
ゾール「逃がさん!行け!お前達!」
敵兵「了解!」
三人はあっという間に囲まれてしまった。
明雄「ひ~こんな時には主人公が助けてくれるはず・・・」
大輔「俺たちじゃん!!」
バルク「くっ・・・」
ゾール「さぁ。これで薬の効果というものがわかる!」
バルク「意地でも飲まね・・ブッ!」
ゾールは薬をバルクの顔にぶっかけた。
ゾール「残念、この薬はかけるだけでも効果があるのだ~ヒャーッヒャッヒャッヒャッ!!」
するとバルクはなんとピンクのマユに包まれた。
マイン「コレは!」
ルセア「転生・・・」
ゾール「なるほど転生させる薬か!さぁお前らも転生してしまえ!」
ゾールは二人の顔にもぶっかけた。
すると二人もピンクのマユに包まれた。
ゾール「これで全員卵だ。ヒャーッヒャッヒャッヒャッ!!」
大輔「そんな・・・」
三匹のマユが消えて卵が出てくる、しかしマユが消えた時、卵以外の物が入っていた。
ゾール「ん?なんだこれ?」