第6話
前回ゾールがあるものを拾った所で文字制限くらいました。
ゾール「マユから出てきた三匹全員にあるようだな。」
ゾールは三つのマユから出てきたものを見ながら言った。
マユから出てきたものは、チャオの頭の形をした機械で、黄色と紫と緑と赤と水色の五つのボタンがついていてる。
色はバルクとマインのマユから出てきたのが水色でルセアのマユから出てきたのは白である。
ゾール「・・・まぁ奴らが卵になったからもうこんなもの不思議とも思わんわ。」
そういうとゾールは機械を投げた。
その機械はホントに偶然だが大輔たちの方に落ちた。
大輔「何だコレ?」
明雄「新種のゲーム?」
彩香「あんた達そんなものどうでもいいから速くここから逃げる方法を考えなきゃ!」
大輔「とかいいながらお前もちゃっかり拾ってんじゃん!!」
彩香「な・・なんかの役に立つかな~って思ったから一応よ!」
明雄「喧嘩してる場合じゃねぇぞ!マジでやばい!」
敵兵はどんどん三人の足場を潰していく。
明雄「やべ~!!」
大輔「くっ・・どうするば・・・ん?」
大輔はあることに気が付いた。
大輔「こいつら・・・チビじゃん。」
しばらくの沈黙・・
明雄「ダッシュで逃げろ!!」
大輔「多少踏んだっていい!襲ってきたほうが悪い!!」
彩香「それはいいけどあの三人は!」
ゾール「ふふふ。俺からこの三匹の卵を奪い返せるかな!」
大輔「勝手にほざいてろこの糞チビがぁぁ!!!」
大輔は浮いているゾールにとび蹴りをかました。
ゾール「グホォ!」
ゾールはそのまま家の壁に叩きつけられる。
ゾール「・・・チカラタイプなのに・・・無理して飛んであげてたのに・・・ガクッ」
ゾール気絶。
明雄「今だ!卵をとれ!」
彩香「無理よ!あんなキモイの触りたくない!」
もちろんワームのことである。
大輔「まってろ三匹ともー!!今すぐ助けてやるぜ!!」
大輔はワームに向かってつっこんだ。
そしてワームから見事卵を取り返した。
大輔「卵GET!!」
明雄「なんだ意外と簡単に取れたじゃん。」
だがそう簡単にいくわけもなく・・・
ワーム「シュァァァァァ!!」
ワームはすばやく長い体で大輔をしめつけた。
大輔「ぐっ・・」
彩香「大輔!」
大輔「た・・・ま・ご・・は・・ま・・も・・る・・」
そういいながらも大輔は卵を三つとも落としてしまった。
ピキッ
彩香「!」
卵にひびがはいった。
ピキピキッ!
明雄「孵化する・・」
パカーン!
バルク「ふっかーつ!!」
マイン「おまたせ~♪」
ルセア「無事孵化しました!」
大輔「よかっ・・た・・」
明雄「あれ?おまえら・・完全な子供チャオ状態じゃねぇか。」
そう、普通は転生すると転生する前のタイプにかたよった子供ができるのだが三匹は生まれたてのノーマル状態である。
バルク「あれ?なんで?」
ルセア「謎です・・・」
マイン「そ・・そんなことより大輔君を!!」
ワーム「シュァァァ!!」
ワームは体の先の尻尾の部分でバルクに攻撃した。
バルク「なんのこれしき!軽く受け止めてやるぜ!」
だが、バルクは逆に軽く弾き飛ばされて家に背中から叩きつけられた。
バルク「ガハッ!」
マイン「バルク!」
ルセア「転生したから・・・能力が落ちてる・・・」
明雄「これじゃあ勝てない・・・」
ゾール「ハ~ハッハッハッ!お前ら終わりだ!」
明雄「いつの間に!?」
ゾール「ワームよ!そいつを絞め殺してしまえ!」
ワーム「シュァァァァ!!!」
ワームはどんどん大輔を締め付ける力を上げている。
大輔「ぐわぁぁぁ!!!」
バルク「大輔!!ちくしょぉぉぉ!!!進化しやがれ俺ぇぇぇ!!!」
その時!
彩香「あ!大輔のさっきのチャオの頭の形した機械が光ってる!」
大輔「こ・・・れ・・は・・?」
大輔はたまたま機械の赤いボタンを押していた。
バルク「なんだ・・・力が・・」
マイン「あ!バルクが!」
ルセア「水色のマユに包まれていく!」
明雄「一次進化だ!」
彩香「一次進化?」
明雄「チャオが進化すること、でもなんでこんなに速く一次進化を?」
大輔「・・・」
バルク「一次進化ぁぁぁぁ!!!!!!!」
バルクのマユがたくさんの小さな粒になって飛び散った。
バルク「ニュートラル!チカラタイプ!」
明雄「なんで飛び散んの!?」
マイン「いいとこでそんなつっこみしない!」