第2話
前回見慣れない道に入った三人。
その先は・・・!
大輔「にしてもこんな道あったかなぁ・・・?」
明雄「新しくできただけとかそんなんだろ。さっさと逃げないとあいつに追いつかれるぞ!」
大輔「そ、そうだな!いそげー!!」
そのころ追いかける側は・・・
彩香「あいつら追っかけてるうちにこんなとこ来ちゃったけどこんな所この町にあったっけ?まぁいいわ。どうせどこかに繋がってんだからこのまま行けばそのうち出れるわ!」
そして二人は・・・
大輔「あいつおとなしくなってね?」
明雄「確かにな。落ち着いてきたのかも・・・」
大輔「それならなおさらいいぜ!」
明雄「ああ、そうだなって、オイ大輔!行き止まりだ!」
大輔「なにぃ!?」
確かに行き止まりである。
それから言い忘れたがここは狭い路地みたいな感じである。
右も左も前も壁である。
大輔「どうすんだよ!このままじゃ俺達四分の三殺しだぞ!」
明雄「案外こういうところで壁にぶつかると異世界に飛ばされちゃったりするもんだから・・・」
大輔「だまれオタク!!」
明雄「んだとゴルァ!」
大輔「仲間割れしてる場合じゃねぇだろ!」
明雄「お前が喧嘩の種だろうが!!」
彩香「追い詰めたわよ~」
大輔「キタァァァァァァーーーーーー」
明雄「こうなったら奇跡をおこすしかねぇ!壁にぶつかれぇぇぇ!!!」
明雄はそう叫ぶと壁に大輔ごとつっこんだ。
大輔「ありえねぇんだよオタクゥゥゥ!!!」
ガン!!
彩香「・・・何やってんの?あんたら・・・」
大輔「だからいっただろ~がぁぁぁ・・・・」
明雄「だって・・・・」
彩香「・・・ホント呆れるわ・・・やるき失せた、帰るわ・・・」
明雄「あ~・・・いてぇ~」
大輔「バカヤロ~」
その三人をある人物・・いや、人以外の生物が見ていた・・・
???「あの三人・・・」
【大輔宅】
明雄「いや~まいったまいった。」
大輔「何がまいったまいっただ!テメェのせいで気ぃ失いかけたんだぞ!」
明雄「許せよ~あれぐらい。」
大輔「頭壁に打ち付けといて何があれくらいだよ・・ったく・・・」
大輔母「大輔~彩香ちゃんが来たわよ~」
二人「はぁ?」
【玄関】
彩香「ども~^^」
大輔「何がども~だよ。で?用件は?」
彩香「いやそれがね。あんたが逃げてる途中にあんたのカバンから筆箱が落ちててね、追いかけてるときは気づかなかったんだけど帰ってる途中に見つけて・・・」
大輔「んで届けたって訳か。」
彩香「そ♪ついでにちょっとあがってっていい?」
大輔「何故!?」
彩香「いやちょっとあんたの部屋見てみたくてね。どんだけ男の本望に侵食されてるか・・・」
大輔「どんな理由だよ・・・」
彩香「拒否するの?」
大輔「Yes。」
彩香「ほぉ~女子に見られたくないものでもあるのかな~?」
大輔「なっ・・んなわけねぇだろ!」
彩香「じゃあ、あがっていい?」
大輔「うっ・・・わかったよ・・・」
彩香「サンキュー♪」
大輔「はぁ・・・」