第1話
朝・・・
???「ふぁ~・・・ねむ~」
俺は【大輔】、フルネームでは清水大輔だ。
よく苗字を『しみず』と読む奴がいるが一応『きよみず』である。
大輔「さて学校学校。」
よく主人公は不真面目とか頭悪いとかが普通だが一応真面目でそこそこ勉強もできる。
そして大輔にとって今日は人生で忘れられない日になるだろう。
いつものように朝食をすませていつものように登校する。
ここまでは普通。
後もしばらくは普通だけどね。
【学校】
大輔「無事登校っと♪」
???「無事じゃない登校ってどんなのだよ・・・」
大輔「よぉ、明雄。」
こいつは【明雄】、フルネームは【春川明雄】
小学校からの親友。
大輔「事故とかそういうのが無事じゃない登校。」
明雄「そんないきなりすぎる展開があるわけがないだろ。」
???「朝っぱらから何物騒な話してんの。」
明雄「でた!お約束の超凶暴女子!」
???「なんですってぇぇぇ!!!!」
大輔「おい!彩香!ホントのことなんだから怒るなって!」
こいつは【彩香】、フルネームは【月山彩香】。
とてつもなく凶暴だけどちょっとだけ・・・いや、なんでもない。
彩香「ふ~た~り~と~も~(怒」
大輔「逃げるぞ!明雄!」
明雄「Yes!マスター!」
大輔「お前はガオ○ンか!!」
彩香「待ちなさーい!!」
ワーーー!!ギャーーー!!
~放課後~
大輔「一日中追い回されたな・・・」
明雄「ああ・・・」
彩香「待てぇーー!!」
明雄「げ!あいつまだ追っかけてくる気か!?」
大輔「逃げろ!!」
この三人は町のことをすみからすみまで知っている。
つまり逃げ道や先回りできる場所が全てわかるということだ。
大輔「やべぇ・・体力なくなる・・・」
明雄「お・・俺も・・・」
彩香「待ちなさーい!!」
大輔「あいつどんだけ体力あんだよ・・・ん?あんな道あったっけ?」
大輔は見慣れない道を見つけた。
明雄「とりあえずあの道に逃げ込むぞ!」
大輔「おう!」
二人は道に入った。
そしてもちろん・・・
彩香「まてぇ!!」
こいつも・・・
しかし、あの見覚えのない道に入ったことであの三人の日常は普通ではなくなるのであった・・・