第24話「氷神ミナン」

あらすじ
機械樹で戦闘マシーン『デルタ・ギガ』に出会ったチャロ達。
いざ、四天王の一人ミナンのいるフロアへ・・・。

チャロ「ここが四天王ミナンの部屋か・・・。」

ナッチャン「オラァ!とっとと出てきやがれ四天王!」

とナッチャンが言ったその時。

???「言われなくても・・・。フフフフ。我が名はミナン。氷の力を持つ四天王の一人。」

ミナンは、ノーマルチャオの姿だったが、
体から水色のオーラのような物が出ていた。

ミナン「お前たちがチャルマ様を倒そうとする奴らだな。だが、お前たちにはここで消えてもらおう。」

チャロ「四天王ミナン・・・。さあ、戦うとするか。」

ミナン「よし。いいだろう。剣を抜け!」

チャロとミナンは、お互いに剣を抜いた。
ミナンの持つ氷の剣から、強大な魔力の波動のような物が見えた。

チャロ「まずはこっちから行くぞ!エアスマッシャー!」

チャロの持つ大剣に風の力が宿り、
ミナンに風の弾が叩き付けられた。

ミナン「フフフフ。これが勇者の実力か・・・。アイスブラスト!」

氷の剣が飛んでいき、チャロに向けてビームを放った。
チャロはビームを避けたが、氷の剣で左肩を斬られてしまった。

チャロ「くっ・・・。」

チャータ「チャロ!ボキも戦うぞ!とぉっ!」

チャータが奥の方から飛んできた。

チャロ「よし。一緒に戦おう!」

ミナン「二人がかりで挑む気か・・・。まあいい、何人かかって来ても我には勝てぬのだからな!」

チャータ「果たしてそうかな・・・?アイススピア乱れ撃ち!」

チャロ「行くぞ!ドラゴン・フレア!」

アイススピアとドラゴン・フレアが混ざり合い、複合技となった。

チャロ&チャータ「行けぇっ!ダブルバニッシャー!」

水竜が現れ、強力な水圧でミナンを吹き飛ばした。
ミナンはフロアの壁に当たり、倒れこんでいた。

ミナン「フフフ・・・。まだ戦いは終わってはいないぞ・・・。いでよ、デルタ・ギガ!!」

デルタ・ギガ「合体準備完了。エネルギーチャージ200%。」

ミナン「行くぞ。合体だ。」

デルタ・ギガとミナンが合体し、巨大な生体マシン「ガルフス」となった。
ガルフスは蜘蛛のような足に竜の翼と爪があり、体のあちこちにキャノン砲やレーザーソーなどを装備し、さらにチャオの頭をかたどったGレイザー発射装置まであった。

ガルフス「グヒ・・グヘハ・・・ハハハ・・・。」

チャロ「こいつは強そうだ・・・。だが、どこかに弱点があるはず・・・。」

ガルフス「グヘ、グフ、グハハ、グヒ。コノワタシニジャクテンナドアルワケガナイ。ソウ、ワタシハムテキデアリサイキョウナノダ・・・。グヘグヘグヒハハ。」

チャータ「なら試してみようか。アイスキャノン!」

チャータが手から巨大な氷の弾を撃ち出し、ガルフスに命中させた。

ガルフス「グフフ、グヒヘ、グ、ハハ。コンナ・・・コウゲキナド・・・キカナイ・・・。グハグヒヒヘグハ。コンドハコッチノバンダ・・・。デスライトブラスター!!」

ガルフスの全てのキャノン砲からレーザー弾が撃ち出され、
チャロめがけて飛んでいった。

チャロ「さすがにこいつは防げそうにない。だが、避けることならできるさ!」

そう言ってチャロはレーザー弾をかわそうとしたが、
最後の1発がすぐ近くまで来ていた。

チャロ「くっ・・・。これさえ避けられれば・・・。けど、もう避けるほど離れていない・・・。」

そして、最後の1発が命中しそうになったその時。
チャロの目の前に誰かが立ちはだかり、レーザー弾を受けた。

チャロ「・・・・・・・・・!!」

果たして、チャロの身代わりとなったのは誰なのか!?
そして、ガルフスを倒すことはできるのか!?

このページについて
掲載号
週刊チャオ第92号(兼、300P記念) 
ページ番号
21 / 29
この作品について
タイトル
チャオ☆スピリット オアシス・フォース
作者
あらら(ボロット)
初回掲載
週刊チャオ第22号
最終掲載
週刊チャオ第99号
連載期間
約1年5ヵ月24日