第23話「暴走マシーン『デルタ・ギガ』」
あらすじ
四天王の一人ミナンの待つ機械樹へ潜入したチャロ達。
ガードロボを倒し、いざ次のフロアへ・・・
見ると、そこには汚水やジャンクパーツが流れている水路があり、
ベルトコンベアの上を通るパーツが次々に組み立てられていた。
その中には、チャオウォーカーのパーツと思われるものもあった。
チャメル「やけに薄暗いわね・・・。灯りとかはないの?」
チャータ「光の玉を出す呪文なら使えるんだけどなァ。」
ナッチャン「なら使えよ・・・。」
ナッチャンがツッコミを入れる。
チャータ「はいはい。ライトボール!」
チャータの手に光の玉が現れ、それを投げると、辺りは眩い光に包まれた。
チャロ「これで少しは明るくなったね。」
ナッチャン「おっ!あれは扉じゃねぇか!」
明るくなって、扉を見つけることができたようだ。
メタチャン「ですが、開いていませんね・・・あっ!」
メタチャンが何かを見つけたようだ。
どうやらジャンクパーツの塊のようだが・・・?
???「グヒ、グヒヒ、グヒヒヒヒヒヒヒ。」
ジュピター「これは・・・。過去に廃棄されたはずの戦闘マシーン、K008X2デルタ・ギガ!?」
デルタ・ギガ「グヒ、グヒ、ワレハ、ヨミガエッタ。グヒヒヒ、イマコソワレヲフウジコメタチャオタチニ、フクシュウヲ・・・」
そう言うと、デルタ・ギガは扉を突き破って逃げていった。
ジュピター「みなさん!奴を追いましょう!奴が逃げたら、チャオワールドが・・・!!」
一同「よし、行こう!」
チャロ達は次のフロアに行くため、扉を抜けた。
すると、そこにはベルトコンベアと水路の他に、広い戦闘エリアがあった。
デルタ・ギガ「グヒ、グヒ。ワレニカテルトオモッテイルノカ・・・。ワレハミナンサマノシジニシタガイ、オマエタチヲタオス・・・。」
???「それはどうかな?」
一同「!?」
なんと、そこには不思議な色をしたニュートラルチャオがいた。
体はツヤツヤ黄緑のようだが、頭などにきちんと模様がある。
チャータと同じような、いわゆる「ツヤピュア」だろう。
チャッキ「俺の名はチャッキ。チャオワールド監視組合からの指示で、デルタ・ギガを破壊しに来た。」
デルタ・ギガ「グヒヒヒヒ。ワレヲハカイスルコトナドフカノウダ・・・。グヒ、グヒヒ。」
チャッキ「行くぞ!ダークアロウ!」
チャッキの手から無数の黒い針が飛び出し、デルタ・ギガへ向かった。
デルタ・ギガはまんまと針を避けたが、針を放った後の衝撃弾に命中し
た。
チャッキ「どうした?これで終わりか?破壊兵器さんよ。」
デルタ・ギガ「グフフ。コノテイドノコウゲキデコノワタシガタオレルトデモ?クラエ!デルタランチャー!」
デルタ・ギガのボディからミサイルランチャーが現れ、大量のミサイルを放った。
しかし、チャッキには命中しなかった。
チャッキ「これが破壊兵器の実力か・・・。弱い、弱すぎるぞ!」
チャロ「(あいつ・・・何か怪しい・・・)」
チャッキ「これでとどめだ!ギガブラックソウル!」
チャッキの体からエネルギー波のようなものが放出され、鎌のような形になってデルタ・ギガを切り裂いた。
デルタ・ギガ「グハ・・・。ワタシハマダハカイサレテハイナイ・・・。ワタシハミナンサマノヘヤデマッテイル。ミナンサマノヘヤハコノサキダ。シカシオマエタチニミナンサマヲタオセルカナ?グヒヒ・・・。」
チャッキ「・・・逃げたか。」
そう言うと、チャッキは去っていった。
ジュピター「あいつ・・・何者なんでしょうね。」
キンチャン「気になるでチュ・・・。」
チャロ「とりあえず、今はミナンのいる所まで急ごう!」
一同「よーし!行くぞ!」
破壊兵器デルタギガと、謎のチャオチャッキ。
この2人の関係とは!?