第21話「1つ目のスタージュエル」

あらすじ
ダークコマンダー・イスタンを倒し、
機械都市に平和が戻った。
しかし、チャロ達の冒険はまだまだ続く!

オニチャオ「この町を救ってくださり、ありがとうございます。お礼と言っては難ですが、これを・・・。」

オニチャオは、赤く光る宝石のような物を差し出した。

チャロ「これは・・・?」

オニチャオ「戦神ゴルドリアの力を持つスタージュエルです。私もあなたと同じ七戦神の力を持つ者だったのですが、その強大な力を得てから、私は他のチャオから恐れられるようになってしまいました。」

チャロ「そうだったんですか・・・。」

オニチャオ「良ければ、お供いたしましょう。私の名はジュピター、炎の技や格闘技が得意です。」

メタチャン「どうします?」

チャメル「いいんじゃないのぉ?」

チャロ「仲間は多いほうがいいからね。君も一緒に旅をしようよ。」

ジュピター「ありがとうございます。」

ジュピターが仲間に加わった。

ナッチャン「・・・次はどこに行けばいいんだ?」

と、ナッチャンが尋ねる。

ジュピター「この町の裏門からまっすぐ北へ行けば、『機械樹』と呼ばれる巨大な工場があり、そこを通らないと、墜落した宇宙基地『オアシス』のあるリニアス大平原には行けません。」

チャロ「じゃあ、機械樹を目指して行けばいいのか。」

チャメル「早く行こうよ。チャルマの計画は進んでいるのよ。」

ジュピター「あせらないあせらない。裏門は普通、関係者しか通れません。私は機械樹でチャオウォーカー製造をしていましたが、ダークウォーカーのような物が作られるようになってしまい、破壊のためにウォーカーを作っているのではないと、製造の仕事を辞めました。」

メタチャン「確かに、チャオウォーカーは破壊のために作られた物ではありませんからね・・・。」

そこで、チャロ達はアイデアを考えた。

チャメル「あっ!思いついた!」

アイデアを一番先に考えついたのは、チャメルだった。

チャメル「ジュピターさんが働いていたころのパスカードを見せれば、通してくれるんじゃないかしら?」

メタチャン「そんなに甘くないと思いますよ・・・。」

ジュピター「私もそう思いますが、あの警備員チャオは物忘れが激しいので、もしかしたら通してもらえるかもしれませんね。ま、ダメもとでやってみましょうか。」

そして、チャロ達は裏門に行った。

警備員チャオ「パスカードをお見せください。」

ジュピター「はい、これ・・・(やっぱダメかな・・・)」

警備員チャオ「う~ん、よく覚えてないから許可。」

あっと言う間に通行が許可された。

一同「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

メタチャン「それじゃ、行きますか!」

こうして、裏門を通り機械樹への道を歩き出したチャロ達。
しかし、機械樹では恐ろしい敵が待ち構えているのだった・・・。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第89号
ページ番号
18 / 29
この作品について
タイトル
チャオ☆スピリット オアシス・フォース
作者
あらら(ボロット)
初回掲載
週刊チャオ第22号
最終掲載
週刊チャオ第99号
連載期間
約1年5ヵ月24日