第19話「鋼の闘魂」
果たして、
チャロとメタチャンの乗ったチャオウォーカーは
機械都市を救えるのだろうか!?
メタチャン「チャオウォーカーには、手動操縦と精神コントロール操縦がありますが・・・どちらにしますか?」
チャロ「どう違うんだ?」
チャロがメタチャンに質問する。
メタチャン「手動操縦は、コントローラにある2つのスティック型移動装置で動かします。パイロットの精神力を使いませんが、手間がかかります。精神コントロール操縦は、エネルギー感知スーツと呼ばれるパワードスーツを着て、パイロットの思考で動かします。簡単ですが、精神力を使いますよ。」
チャロ「じゃあ・・・精神コントロール操縦で。」
メタチャン「では・・・このエネルギー感知スーツを着てください。」
チャロは、エネルギー感知スーツを着てコクピットのシートに座った。
チャロ「・・・で、どう動かせばいいんだ?」
メタチャン「自分の思ったとおりに動きます。頑張って。」
一方、キンチャン・チャータ・ナッチャンの時間稼ぎ組は・・・
キンチャン「もう!赤ちゃんに時間稼ぎさせるなんて酷いでチュ!」
ナッチャン「仕方ないだろ・・・。サンダーナックル!」
ナッチャンが電気を帯びたパンチを繰り出す。
ダークウォーカー「グフフ・・・ソンナモノデコノワタシニカテルトデモオモッテイルノカ・・・」
ナッチャン「効いていないか・・・。くそ・・・。」
と、その時だった。
向こうからゴウン、ゴウンとマシーンの歩くような音がしてきた。
ナッチャン「あ、あれは!」
水色のボディ、ポヨ型のレーザー発射装置。
紛れもなくチャオウォーカーだ。
チャロ「ダークウォーカー!許さないぞ!」
ダークウォーカー「グフフ・・・。ワタシニハダレモカテヌ・・・。」
チャロ「それはどうかな?」
ダークウォーカー「デハ、タタカオウデハナイカ!」
メタチャン「チャロ君、勝つためのコツは相手の動きを読むことです!相手は所詮ロボ、プログラムに無い行動をされると混乱する・・・。」
チャロ「わかった。よし、レーザーマシンガン発射!」
チャロの思考に合わせ、レーザーミサイルが大量に発射された。
ダークウォーカー「ナカナカヤルナ・・・ダガ、ワタシニカテルハズガナイ・・・。ギアストーム!」
ダークウォーカーのボディから、歯車のような物が撃ち出された。
メタチャン「次は避けるんです!」
チャロ「言われなくても!」
チャオウォーカーが、歯車をブーストで避けた。
チャロ「これからが本番だ!メガレーザー!」
レーザーのエネルギーが溜まり始めた。
メタチャン「これは・・・!普通のパワーレーザーではない・・・何か、炎のようなものが・・・。」
チャロ「レーザー、発射!」
ポヨ型発射装置からレーザーが放たれた。
そのレーザーは、炎の竜のような形だった・・・。
ダークウォーカー「コ、コレハイッタイ・・・コンナレーザーハ・・・イママデミタコトモ・・・ナ・・・イ」
ダークウォーカーのボディが、レーザーに飲み込まれ崩れていく。
ダークウォーカー「コ・・・コレマデカ・・・。ダガ・・・ダークウォーカーハ・・・マダイクラデモ・・・イルゾ・・・。」
そして・・・
ドガアアアアン!と轟音を立て、ダークウォーカーは大爆発した。
チャロ「さあ・・・次の相手は誰だ!?」
どうやらダークウォーカーは1機だけではないらしい。
次に現れるダークウォーカーは、果たしてどんな機体なのだろうか・・・。